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日本カメラ博物館講演会

「ポラロイド写真が残したもの」

【第一部】 「ポラロイドに魅せられた人と作品」 ……… 河野和典
【第二部】 「現代の若者とポラロイド写真」 ……… ドクター・アンド


2011年1月22日(土)午後1時〜
−開催のお知らせ−

受講料:300円(友の会会員は無料)
※受講券提示でお一人様一回のみ博物館入館が無料



日本カメラ博物館では、2010年11月30日(火)〜2011年3月27日(日)に開催の特別展「ポラロイド・カメラ展」に関連し、来る2011年1月22日(土)に、月刊『日本カメラ』前編集長で現在は『写真年鑑』を発行する螢好織献レイ代表の河野和典氏と、元日本ポラロイド社産業映像部長で、現在螢─璽僖錙実緝宗ー萃役のドクター・アンド氏を迎えて、講演会「ポラロイド写真が残したもの」を二部構成で開催いたします。

ポラロイド写真システムは、米国ポラロイド社の創始者であったエドウィン・H・ランド博士が1948年に写したその場で見られる「ワンステップフォトグラフィー」として発売したことに始まりますが、その独創的なフィルムに加え、オートマチック100(1963年)やSX-70(1972年)などのカメラメカニズムは、その後の日本のカメラ作りにも大きな影響を与えました。しかしポラロイド社は2001年に急激なデジタル化の流れで経営破たんし、2008年にはインスタントフィルムの製造から撤退しました。

忘れてはならないのは、ポラロイドは多くの写真家に使われ、たくさんの作品が残されたということです。そしてポラロイド・カメラは、いまも若者たちに人気のアイテムですが、その魅力は何か、という2つの視点で講演していただきます。


【第一部】 「ポラロイドに魅せられた人と作品」 ……… 河野和典

デジタルカメラ時代の今にあっては、撮った写真をすぐにその場で見られるというのはごくあたりまえのことですが、およそ60年前にそれを初めて可能としたのがポラロイド・インスタント写真システムでした。ポラロイド社の創始者エドウィン・H・ランド博士が自分の幼い娘を撮影したとき「どうして写真は、すぐ見られないの?」とつぶやかれて研究開発したというエピソードはとても有名ですが、そこで彼が開発した製品は極めて独創的で、革命的といえるほど画期的な写真システムでした。それはモノクロームのピールアパート(剥ぎ取り)方式カメラとフィルムから出発し、カラーへ移行、さらにはモノシートフィルムとカメラへと発展し、SX-70と最終段階のSLR680では、自動露出をはじめソナーオートフォーカス、オートストロボ機能を搭載した全自動の、しかも折りたたみ式一眼レフカメラとして登場し「魔法のカメラ」とも呼ばれました。

このような魅力溢れるポラロイドには、写真家ではアンセル・アダムス、奈良原一高をはじめ、画家ではデイビッド・ホックニーやアンディ・ウォーホルなど、多くのプロ・アマ、ジャンルを問わず、老若男女が集い、必然的に多くの傑作写真が残されることとなりました。今回、それら多くの傑作写真の中から、日頃あまり目にすることのない作品の数々を、内外を問わず、できうる限りご紹介いたします。

河野 和典 (こうの かずのり)氏 略歴

1947年鳥取県生まれ。1970年中央大学4年のときに蠧本カメラ社入社。1971年より月刊『日本カメラ』編集部。1999年から2004年まで『日本カメラ』編集長。月刊誌およびMOOK編集のかたわら『名機を訪ねて』(那和秀峻著)、『レンズ汎神論』 (飯田鉄著)、『目からウロコ』(杉浦康平、若桑みどり、筑紫哲也、上野千鶴子、森村泰昌、池澤夏樹、石川好、竹村和子、中沢新一、小森陽一 共著)などの単行本を編集。2008年8月独立、写真よろずプロダクション(株)スタジオレイを同年10月設立、代表。2009年1月中里和人写真集『ULTRA』を制作・出版、2010年11月『新山清写真集vol.2ソルントン時代』を編集。現在『写真年鑑』を毎年、編集・制作・発行する。日本カメラ社編集顧問、日本カメラ財団歴史的カメラ審査委員、2007年より林忠彦賞選考委員。


【第二部】 「現代の若者とポラロイド写真」 ……… ドクター・アンド

ポラロイド社のカメラは、シャッターを押せばプリントが自動的に飛び出してきて現像されるSX-70を頂点に、今もなお若い人たちに人気ですが、それはなぜだろうかという魅力に迫ります。ドクター・アンド氏は、日本ポラロイド社に勤務時代、押し寄せる電子化の波のなかで、ホルガbyポラロイド、ピンホール80など、インスタント写真を使ったホビーとしての写真を若い人たちに向けて数々提案してきました。ある意味、現在の日本におけるトイカメラブームの仕掛け人でもあります。ここでは、ポラロイド社が終焉に向かった要因を直接の当時の担当者として分析すると同時に、現代の若者においてインスタント写真がいかに楽しまれてきたか、などを幅広く紹介していただきます。

ドクター・アンド (本名:安藤 芳浩  あんどう よしひろ)氏 略歴

1958年埼玉県生まれ。早稲田大学商学部卒業、日本ポラロイド株式会社に17年勤務、2001年5月より産業映像部長、在職中にHolga by Polaroid(POLGA 儀拭↓況拭↓祁拭法Pinhole-80等インスタントフィルムを使用するトイカメラを開発。2005年4月螢─璽僖錙疾瀘、同社代表取締役。Holgaroid(=PolgaSun4)、Fisheye for HOLGA、Pinhole-100等を開発。



開催概要は以下のとおりです。

[開催概要]
  ●タイトル 日本カメラ博物館講演会
「ポラロイド写真が残したもの」
●講師 第一部:
河野 和典 (こうの かずのり)
元「日本カメラ」編集長、現螢好織献レイ代表

第二部:
ドクター・アンド (安藤芳浩:あんどう よしひろ)
元日本ポラロイド、現螢─璽僖錙実緝充萃役

●開催日時 2011年1月22日(土曜日)午後1時〜4時(12時30分開場予定)
●場所 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 6階会議室
(東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車4番出口より徒歩1分)
●応募方法 日本カメラ博物館にて直接受付、または電話にて受付
  お申込み・お問合せ先:03−3263−7110
●定員 150名
●受講料 300円(日本カメラ博物館友の会会員は無料)
 ※受講券提示でお一人様一回のみ博物館入館が無料

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