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日本カメラ博物館特別展

「- 近代精密カメラの幕開け - 魅惑のライカ」


arrowスライドレクチャー&フロアレクチャー「東京ライカ記念日」

展示予定
 日本カメラ博物館(館長:森山 眞弓(財団法人日本カメラ財団理事長))では、平成13(2001)年7月24日(火)から翌14(2002)年1月20日(日)までの期間、

特別展「- 近代精密カメラの幕開け - 魅惑のライカ

を開催いたします。

 大正2(1913)年、ドイツのウエッツラーにあった光学機器メーカー、エルンスト・ライツ社の技師、オスカー・バルナックによって、映画用35mmフィルムを使用する「バルナックのカメラ」(現在でいう「ウル・ライカ」)は作られました。この「バルナックのカメラ」は、たびたび改良を加え、大正12(1923)年には試作、モニター(評価用)カメラとして30台(現在でいう「O (型) ライカ」)が製作されました。
 大正13(1924)年に、商品としてのカメラ「ライカ」が完成、翌大正14(1925)年春には、ライプチヒの見本市で発表、発売されました。
 ライカはその発売当初から、撮影からプリントまでに必要とする豊富なアクセサリーと共に製造・販売され、以降、数々のモデルが世に送り出されてきました。
 "ライカの歴史は小型精密カメラ" と言っても過言ではなく、また、プロフェッショナル、アマチュアを問わず写真を志す人々の憧れのカメラのひとつとして、現在でも人気を誇っています。

 本特別展は、近代精密カメラの原点ともいえる「ライカ」の今日に至る変遷を、スタンダードなモデルを中心とした構成で辿り(たどり)、その魅力をさまざまな撮影アクセサリーや各種レンズ、カタログなどの資料、ライカで撮影した作品の展示と併せて紹介いたします。

 また、販売する図録には、展示品の目録とともに、ライカ研究家や写真家十数名のミニ・エッセイ集を掲載する予定です。

● 展示予定機種より

  • ウル・ライカ」大正2(1913)年
     エルンスト・ライツ社(当時)の技師、オスカー・バルナックが製作。映画用35ミリフィルムを使用する「ライカ」の原型となったモデル。
     7月24日(火)から28日(土)の5日間の期間限定で、独ライカカメラ社のご好意により、同社にただ 1 台保管されている「Ur-Leica」オリジナルを展示いたします(29日(日)以降は、レプリカを展示)。

  • ライカ I(A)」大正14(1925)年
     近代的な精密小型カメラの始祖。映画用35ミリフィルムを短尺に切り、専用マガジンに詰めて装填。24×36ミリ判が36枚前後撮影できる。

  • ライカ I(B)」"旧コンパー付" 昭和元(1926)年
     「ライカ I(A)」にはなかった緩速度(スローシャッター域)を、レンズシャッター付きのレンズを組み込むことで搭載。レンズシャッターの種類により、「旧コンパー付」、「新コンパー付」と呼ばれ、旧コンパー付は希少。

  • ライカ ラクサス」昭和4(1929)年
     「ライカ I(A)」をベースに、金メッキ、トカゲ革張りを施した豪華仕様。同じく金メッキした距離計とワニ革のケースも販売。

  • ライカ I(C)」昭和7(1932)年
     直径39mm 1/26インチピッチのねじ込み式マウント(通称 "M39 ライカスクリューマウント")を採用。レンズ交換ができるようになり、撮影領域がより広がった。

  • ライカ III」昭和8(1933)年
     連動距離計を搭載した「ライカ II」に、スローシャッターを内蔵し、その後の「ライカ」の基本となったモデル。日本では「DIII」と呼ばれる。
     その完成度の高さは、世界的規模でカメラ産業に影響を与えた。

  • ライカ 250」昭和9(1934)年〜12(1937)年
     約10メートルの長さにカットしたフィルムを装填して250枚撮影できるモデル。主に記録や報道用に製造されたことから「レポーター」とも呼ばれる。
     展示品は「IIIa」をベースに、スローシャッターを除きシンクロ接点を増設した、より報道用に適した改造を施したモデル。

  • ライカ M3」昭和29(1954)年
     近代カメラをリードしてきたライカが大変革を遂げたモデル。
     大型のバヨネットマウント(通称 "M マウント")の採用、約 0.91 倍のファインダー、50mm / 90mm / 135mm のレンズ交換と連動するブライトフレーム、一軸不回転式シャッターダイヤルと小型専用露出計との連動など、世界のカメラに影響を与えた。

  • ライカ IIIg」"スリークラウン" 昭和35(1960)年
     スウェーデン陸軍仕様モデル。スウェーデン王室の紋章("スリークラウン")を、ボディとレンズに彫刻。

  • ライカフレックス」昭和39(1964)年
     エルンスト・ライツ社(当時)初の一眼レフレックスカメラであり、ライカとして最初に露出計を内蔵したカメラでもある。
     外部測光方式でシャッタースピードと絞りに連動。シャッタースピードは最高 1/2,000 秒。

  • ライカ KE-7A」昭和47(1972)年
     「M4」をベースに、内部機構などを改良した米軍仕様モデル。「エルカン 50mm F2」を装着。

タイトル 日本カメラ博物館特別展「- 近代精密カメラの幕開け - 魅惑のライカ」(展示資料:約 140 点)
開催期間 平成13(2001)年7月24日(火)〜 14(2002)1月20日(日)
常設展等 常設展として「日本の歴史的カメラ」約300点も展示
「日本カメラ新製品コーナー」の展示も併催
開館時間 10:00〜17:00
休館日 毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)および年末年始(平成13(2001)年12月28日(金)〜14(2002)年1月7日(月))など当館が定める休館日
入館料 一般 300 円、小・中学生 無料
団体割引(10名以上)一般 200 円
所在地 102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCII 一番町ビル(地下1階)


*文中の会社名、製品名は、各社の商標、登録商標です。
*文中の製品名は、各社の正式な社名、商号と必ずしも一致いたしません。


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