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日本カメラ博物館特別展


「カメラグランプリ25周年記念展」

--歴代のカメラグランプリ、カメラ記者クラブ賞を受賞した
全製品を初めて一堂に展示--

開催期間:2008年5月27日(火)〜8月31日(日)


同時開催→ 日本カメラ博物館特別展「無ければ創れ!世界に一台 手作りカメラ展」



 

写真左  「ニコン FA」  1983(昭和58)年発売 日本光学工業(現:ニコン)
1984年の第1回カメラグランプリ受賞。"マルチパターン測光"によるプログラム露出制御が可能。

写真右 「ニコン FA ゴールド」  1984(昭和59)年発売 日本光学工業(現:ニコン)
第1回カメラグランプリ受賞を記念して、ゴールド仕上げ、トカゲ革張とし、背面に「CAMERA GRAND PRIX '84」の 刻印を入れて発売された、2000台限定の記念モデル。



日本カメラ博物館(館長 森山眞弓)では、来る2008年5月27日(火)から8月31日(日)まで、カメラ記者クラブと協力し、特別展「カメラグランプリ25周年記念展」を開催します。

今回の展示は、歴代のカメラグランプリ受賞機種、カメラ記者クラブ賞受賞製品をすべて展示する初めての機会となります。
カメラグランプリとは、毎年、その一年間に日本国内で新発売されたスチルカメラの中からもっとも優れたカメラ一機種を選び、表彰する権威ある賞です。写真・カメラ雑誌のメカニズム担当記者の集まりであるカメラ記者クラブ(1963年9月発足、2008年5月現在12誌が加盟)が主催し、カメラグランプリ実行委員会の運営のもと、選考委員としてカメラ記者クラブ会員をはじめ、記者クラブ加盟雑誌の編集長もしくは代表者、およびカメラグランプリ実行委員が委託した学識経験者、カメラメカニズムライター、写真家等の約50名で構成されています。

今回の特別展では、1984〜2008年の25年間にカメラグランプリを受賞した歴代全機種と 受賞盾、カメラ記者クラブのメンバーによって選ばれたカメラ記者クラブ特別賞(1990年〜)の受賞製品、メーカーがカメラグランプリ受賞を記念して製作した限定モデルなどの展示のほか、カメラ記者クラブの活動や沿革なども紹介し、カメラグランプリ25年間の軌跡や、日本のカメラ産業における功績などをご覧いただきます。


※ カメラグランプリは2008年度よりイベントの総称となり、「グランプリ」は「大賞」、「カメラ記者クラブ特別賞」は 「カメラ記者クラブ賞」と賞の名称が変わります。また25周年を記念して、ユーザーが選ぶ「あなたが選ぶベストカメラ大賞」が創設されました。


● 展示予定機種より
  歴代カメラグランプリ受賞機種 [機種名・発売年・会社名・主な受賞理由]

  • 第1回カメラグランプリ(1984年)
    「ニコンFA」 1983(昭和58)年発売 日本光学工業(現:ニコン 写真左)

    "マルチパターン測光方式"を組込み、AE撮影において露出補正を自動化し、確実な露出制御を行う新しい設計思想のカメラ。最高速1/4000秒、シンクロ速度1/250秒のフォーカルプレンユニットシャッターが撮影の対象を広げた。デザイン、操作性、安定性にも優れる。

  • 第2回カメラグランプリ(1985年)
    「ミノルタα-7000」 1984(昭和59)年発売 ミノルタ(現:コニカミノルタ)

    35ミリ一眼レフにおいて、初の本格的オートフォーカス機構を内蔵し、12本もの交換レンズがすべてAF化され、発売時に用意された。いままでにない新しい、使いやすいカメラをシステムとして完成させ、単に技術のみならず、その企業姿勢をも大きく評価された。

  • 第3回カメラグランプリ(1986年)
    「キヤノンT90」 1985(昭和60)年発売 キヤノン

    一見してキヤノンT90とわかる斬新で個性的なデザインを採用し、今後の一眼レフのデザインに一石を投じた。また自動露出、測光機能などの機能をほとんど包括し、かつイージーオペレーションで使える電子制御カメラの集大成であった。

  • 第4回カメラグランプリ(1987年)
    「キヤノンEOS650」 1986(昭和61)年発売 キヤノン

    新技術を採用しながらシンプルで操作性のよいデザインにまとめられたAF一眼レフカメラ。新開発のレンズ内モーターやメカニカルを排した電子マウントの採用など、極めて電子化されたシステムは将来的にも十分発展性のあるものと評価された。

  • 第5回カメラグランプリ(1988年)
    「京セラ サムライ」 1987(昭和62)年発売 京セラ

    斬新なデザインが未来派指向のカメラとして受け入れられたことや、コンパクトなボディに初めて3倍ズームを組込むとともに、あらゆる機能を採用して高級機なみのスペックを持つにもかかわらず、簡単に使いこなせるポピュラー性を持つ。

  • 第6回カメラグランプリ(1989年)
    「ニコンF4」 1988(昭和63)年発売 ニコン

    AFとMFのグッドバランス、電子化技術を大幅に採用しながら表示や操作性はアナログ感覚を保持、1/8000秒超高速シャッター、縦位置センサー内蔵のマルチパターン測光、低音巻上げ可能なモータードライブ、約100%のファインダー視野率など。

  • 第7回カメラグランプリ(1990年)
    「キヤノンEOS10QD」 1989(平成元)年発売 キヤノン

    3点測距を始めとしたAF機能の高速・高精度化、撮影条件に合わせた豊富なアートコードモード、手ぶれ検知機能など、オート化を進めたハイテク機でありながら、幅広い層をターゲットとしたコストパフォーマンスの高いオールラウンドカメラ。

  • 第8回カメラグランプリ(1991年)
    「コンタックスRTS掘廖。隠坑坑亜癖神2)年発売 京セラ

    「写す」というカメラの根本機能の高精度化を目指し、カール・ツァイスレンズの性能を最大限に引き出すべく作られた、正統派のMF一眼レフカメラ。フィルム平面性保持のための世界初リアルタイムバキュームメカニズム、視野率約100%のファインダー、高剛性のダイカストボディなど、撮影者の意志を優先させて、さまざまなテクニックを駆使できるプロスペックカメラ。

  • 第9回カメラグランプリ(1992年)
    「ペンタックスZ−1クォーツデート」 1991(平成3)年発売 ペンタックス(現:HOYA)

    エレクトロニクス化された多彩な機能と、やさしい操作性を上手にバランスさせたAF一眼レフカメラ。右手だけの操作で済むハイパーモードによって、自動露出の手軽さ・正確さを活かしつつ状況変化に即応できる実用性の高いシステムを持つ。

  • 第10回カメラグランプリ(1993年)
    「キヤノンEOS5」 1992(平成4)年発売 キヤノン

    世界初の視線入力5点AF測距をはじめとする先進的な機能と使いやすい操作性をうまくマッチングさせたAF一眼レフカメラ。基本機能にも神経をくばり、実用性の高いシステムを持つ。今後のAF一眼レフ発展のひとつの方向性を示したカメラ。

  • 第11回カメラグランプリ(1994年)
    「ミノルタα−707si」 1993(平成5)年発売 ミノルタ(現:コニカミノルタ)

    オート化による操作の煩雑化を見直し、写す道具としての使いやすさを追求し、完成度の高い自動化を達成した一眼レフカメラ。先進のAF一眼レフカメラの高度な機能を継承・発展させ、人とカメラとのコミュニケーションをめざした点が評価された。

  • 第12回カメラグランプリ(1995年)
    「コンタックスG1」 1994(平成6)年発売 京セラ

    従来の35ミリレンズ交換式透視ファインダー機にAF機構を採用し、新たなマウント、カール・ツァイスレンズ群を含むアクセサリーなども合わせて開発し、他のカメラにはないデザインと機能を独自に融合させ、コンパクトにまとめあげた点、新ジャンルを切り開いた姿勢などが高く評価された。

  • 第13回カメラグランプリ(1996年)
    「ミノルタTC−1」 1995(平成7)年発売 ミノルタ(現:コニカミノルタ)

    従来の35ミリフィルムを使用するカメラで、いつでも持ち歩ける"名刺サイズ"の小ささを一つの基準として追求し、なおかつ、レンズの描写性能を一眼レフカメラの高性能レンズと同等としたことなどが高く評価された。

  • 第14回カメラグランプリ(1997年)
    「ニコンF5」 1996(平成8)年発売 ニコン

    現代の最高級機と呼ぶに相応しい品質と性能を、機械技術とエレクトロニクス技術のバランスの良い融合によって実現した。35ミリ一眼レフカメラに求められる各機能において最高水準の性能を実現し、新しい時代のカメラの一つの頂点を示した。

  • 第15回カメラグランプリ(1998年)
    「ペンタックス645N」 1997(平成9)年発売 ペンタックス(現:HOYA)

    レンズ交換式中判一眼レフカメラでは世界初となるAF機能の採用、同社のMZシリーズで評価されたダイヤル式の操作系など、フォーマットの違いを超えてカメラとしての使いやすさを追求し、今後の中判カメラの方向性を示した。

  • 第16回カメラグランプリ(1999年)
    「ミノルタα−9」 1998(平成10)年発売 ミノルタ(現:コニカミノルタ)

    同社のαシリーズの最高級機に相応しい品質と性能を備えつつ、実用面においても優れた操作性を実現した。特に1/12000秒シャッター、視野率100パーセントのファインダー、堅牢性、防塵・防滴処理など、着実に完成度を高めた。

  • 第17回カメラグランプリ(2000年)
    「キヤノンEOS−1V」 1999(平成11)年発売 キヤノン

    最高級全自動35ミリ一眼レフカメラとして、高い性能を実現したフラッグシップ機。45点エリアAFや、最高秒間10コマ、21分割測光センサーによる安定した露出制御、高い防塵・防滴対策など、高性能・多機能・安定性を同時に実現。次世紀の銀塩カメラの将来像を提案するにふさわしい、実力と信頼性が高く評価された。

  • 第18回カメラグランプリ(2001年)
    「ミノルタα−7」 2000(平成12)年発売 ミノルタ(現:コニカミノルタ)

    軽量・コンパクトなボディに同社のフラッグシップ機をも凌ぐ性能を備える。ボディ背面の大型液晶パネルによりカメラの設定状況を扱いやすいものとした。またAF性能の大幅な向上など、新たな発想を具現化した、新世紀にふさわしいカメラ。

  • 第19回カメラグランプリ(2002年)
    「キヤノンEOS−1D」 2001(平成13)年発売 キヤノン

    「EOS-1V」の基本性能をそのままに、フィルムカメラに劣らない撮影感覚とスピードを備え、デジタルカメラにつきものであった撮影時のストレスを解消した。また、卓越した信頼性と耐久性を持ち、従来の豊富なレンズ群やシステムアクセサリーがそのまま使えるところなど、デジタル一眼レフカメラのフラッグシップ機としてのあり方を示すモデルとして評価された。

  • 第20回カメラグランプリ(2003年)
    「キヤノンEOS−1Ds」 2002(平成14)年発売 キヤノン

    大型CMOSセンサー(35.8×23.8ミリ)を独自に開発し、35ミリフルサイズ、1000万画素機という大きなハードルを越えた。
    また、プロも含めて実用に足りる高画質をフィルム一眼レフカメラとまったく違和感のない画角で実現し、デジタル化によってスポイルされたところを感じさせない完成度の高さは、デジタル一眼レフカメラ時代の本格的な訪れを内外に示した。

  • 第21回カメラグランプリ(2004年)
    「ニコンD70」 2003(平成15)年発売 ニコン

    普及価格帯のデジタル一眼レフでありながら、上級機をも凌ぐ機能を搭載し、性能、価格、サイズなど、すべてが高次元でバランスのとれたカメラ。デジタル一眼レフ時代の中核を担う機種として、その卓越した性能と大衆牲が評価された。

  • 第22回カメラグランプリ(2005年)
    「コニカミノルタα−7DIGITAL」 2004(平成16)年発売 コニカミノルタ

    コニカミノルタとして初のデジタル一眼レフカメラでありながら、ボディ内蔵の手ブレ補正機能を採用し、ほとんどすべてのαレンズで手ぶれ補正を実現した。この技術はAE、AFに次ぐ、写真撮影における画期的な技術といえる。性能、価格、デザインなど、すべてが高次元でバランスのとれたカメラで、デジタル一眼レフ時代のスタンダードとなりうる機種として評価された。

  • 第23回カメラグランプリ(2006年)
    「ニコンD200」 2005(平成17)年発売 ニコン

    APS-Cサイズフォーマット初の1020万画素CCDや、5コマ/秒、防塵・防滴構造や耐久10万回のシャッターなど、上位機種を上回るほどの機能を持つ。あらゆる点で非常にまとまりがよく、プロやハイアマチュアのみならず、エントリーユーザーにも手が届きやすい操作性と価格を備えたカメラとして、写真文化の普及に広く貢献するカメラであると評価された。

  • 第24回カメラグランプリ(2007年)
    「ペンタックスK10D」 2006(平成18)年発売 ペンタックス(現:HOYA)

    1020万画素CCDによる高画質、幅広いレンズに対応するボディ内での手ブレ補正機能、ゴミの写りこみを抑えるダストリムーバル機能、防塵、防滴構造、独自の露出モードなど、多くの機能を装備しながらリーズナブルな価格を実現した。従来の膨大なレンズ資産を有効に活用できる懐の深さも備え、ユーザーサイドに立った優れたカメラシステムとして評価された。

●第25回「カメラグランプリ2008」は5月19日に発表されます。

 



※ここに記載したカメラ名は展示予定機種の一部です。


タイトル 日本カメラ博物館特別展「カメラグランプリ25周年記念展」
開催期間 2008年5月27日(火)〜8月31日(日)
出品点数 カメラ:約60点
その他 資料等
協力 カメラ記者クラブ、カメラ記者クラブ2008実行委員会
常設展等 常設展として「日本の歴史的カメラ」約300点も展示
同時開催 「無ければ創れ!世界に一台 手作りカメラ展」
開館時間 10:00〜17:00
休館日

毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)

入館料 一般 300 円、中学生以下 無料
団体割引(10名以上)一般 200 円
所在地 102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCII 一番町ビル(地下 1 階)
交通機関
東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 5 番出入口より徒歩 2 分
※ 2006年8月1日より、 4 番出口は工事のため通行できません。
東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四 =晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
JR東京駅からは、東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。

※詳細は「アクセス・利用案内」のページをご覧下さい。
日本カメラ博物館の地図


*文中の会社名、製品名は、各社の商標、登録商標です。
*文中の製品名は、各社の正式な社名、商号と必ずしも一致いたしません。

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