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沢渡 朔 作品展

「ナディア」


Hajime Sawatari

JCIIフォトサロンでは、来る7月1日(火)から7月27日(日)まで、沢渡朔作品展「ナディア」 を開催いたします。

沢渡氏は、日本大学芸術学部写真学科卒業後、日本デザインセンターに勤務し、その後フリーのカメラマンとして女性ポートレートの分野を中心に幅広く活躍しています。
「ナディア」はナディア・ガッリィというイタリア人の女性をモデルに、1971年11月号から1年間カメラ毎日に連載された作品で、1973年に写真集『森の人形館・NADIA』としてまとめられました。写真集と同時期に銀座の和光で写真展が開催され、大盛況とともに沢渡氏の代表作となりました。『森の人形館・NADIA』には、ひとりの女性に対する愛情と冷酷さと、その混合した狂気すれすれの感情が表れており、このナディアとの出会いがその後の沢渡氏の芸術感や世界観を確立するのに多大な影響を与えました。沢渡氏は作品について多くを語りませんが自身が語らずとも、写真の中のナディアは饒舌であり、沢渡氏の思惑が現れています。

本展では、写真集『森の人形館・NADIA』を再構成しオリジナルネガよりプリントした約60点の作品(すべてモノクロ)を紹介します。約35年ぶりとなる沢渡氏の代表作をぜひご高覧ください。




●沢渡 朔(さわたり はじめ)


1940年 東京に生まれる。
1963年 日本大学芸術学部写真学科卒業後、日本デザインセンター入社、1966年退社フリーとなる。
1973年 「森の人形館・NADIA」写真展、銀座和光ホール。写真集『森の人形館・NADIA』、毎日新聞社。 「少女アリス」写真展、池袋西武デパート。写真集『少女アリス』、河出書房新社。 1973年度日本写真協会年度賞受賞。
1974年 グループ展「15人の写真家」展、東京国立近代美術館。
1975年 「小沢征爾」写真展、渋谷パルコ。写真集『小沢征爾』、集英社。
1978年 グループ展「フォトキナ1978」(ドイツ、ケルン)。
1979年 講談社出版文化賞写真賞受賞。 「海からきた少女」写真展、ペンタックスフォーラム。写真集、河出書房新社。
1985年 「パリ、ニューヨーク、東京」つくば美術館'85。 「Hajime Sawatari」写真展、フォトギャラリーインターナショナル。
1990年 「蜜の味」写真展、ミノルタフォトスペース新宿。写真集『蜜の味』IPC。
1991年 「日本の写真、1970年代-凍結された『時』の記憶-」東京都写真美術館。
1993年 「アリス」、「ナディア」写真展、フォトギャラリーインターナショナル。
1994年 『昭和』伊佐山ひろ子写真集、宝島社。
1998年 『ciger』三國連太郎写真集、パルコ出版。 「検証・沢渡朔の写真美学」展、リクルート。
2000年 「a girl」写真展、タカ・イシイギャラリー。写真集『a girl』、ヒステリックグラマー。
2001年 『60's』『60's2』写真集 、ワイズ出版。
2004年 『Nadia in Sicily 1971』写真集、蒼穹社。
『hysteric ten』写真集、ヒステリックグラマー。



 
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