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パウル・ヴォルフ、木村伊兵衛、土門拳

――1930年代「ライカ写真」――


作品編


「オーストリアのアールベルグスキーゲレンデにて」 パウル・ヴォルフ 1930年代撮影


「宇垣一成」 土門拳 1938年撮影

 JCIIでは、来る2008年12月2日(火)より12月24日(水)まで、「パウル・ヴォルフ、木村伊兵衛、土門拳――1930年代「ライカ写真」――」を開催いたします。
 フォトサロンにおける作品編では、ヴォルフ(独)による雪景色などのビンテージプリント、木村による『光画』掲載作品、及び、土門による米グラフ誌『LIFE』掲載作品のモダンプリントなど1930年代の作品を、また、クラブ25の資料編では写真集やライカパンフレットなどを展示、解説します。

 1925年にドイツのエルンスト・ライツ社から発売された小型カメラ「ライカ」は、堅牢な金属製ボディと片手に納まる大きさが高い機動性を生み、映画用35ミリ巾フィルムを使う事により40枚近い連続撮影が可能になりました。発売当初は、それまでより小さい画面サイズが難点とされていましたが、美しいプリントを得る「微粒子印画法」をドイツの写真家パウル・ヴォルフが開発しました。

 ヴォルフは明快な作品と撮影指導書の執筆で世界にライカを広め、1930年代半ばから40年代にかけて我が国写真界にも大きな影響を与えました。近年その作品を見る機会は限られていましたが、昨年、朝日新聞大阪本社の所蔵する「富士倉庫資料」より1930年代のビンテージプリントが発見されました。本展では、そのヴォルフ作品を全てご紹介します。

また、1930年にライカを手にしていた木村伊兵衛氏は、その小型カメラへの造詣から「日本のパウル・ヴォルフ」とも呼ばれていました。1935年に日本工房へ入社して独自の境地を切り開いた土門拳氏も、ライカを手に作品に向かいました。日本を代表する写真家が若き日にライカで撮影した作品を、木村作品は『光画』より、また、土門作品はJCIIが所蔵する日本工房関係ネガからのモダンプリントでご覧いただきます。

東西の写真家は、1930年代の新鋭機器「ライカ」を使って、美しい風景や詩情を感じさせる肖像をとらえました。デジタルという新しい写真環境が普及した今こそ見直されるべき1930年代「ライカ写真」の世界をお送りいたします。

なお、本展は、JCIIと朝日新聞社の共催展示です。

※この展示にあわせ、12月13日(土)に講演会「パウル・ヴォルフと「ライカ写真」」を開催いたします。是非ご参加ください。

タイトル
「パウル・ヴォルフ、木村伊兵衛、土門拳
   ――1930年代「ライカ写真」――」
開催期間

2008年12月2日(火)〜12月24日(水)

展示内容  1.パウル・ヴォルフ作品 約50点
大阪朝日新聞社所蔵「富士倉庫写真」より [大阪朝日新聞1936年1月連載「冬を描く」ほか]
2.木村伊兵衛作品 約15枚
「文芸家肖像写真」1933年撮影[『光画』1933年12月号ほか掲載] ほか
3.土門拳作品 約15点
「宇垣さんの休日」1938年撮影 [『LIFE』1938年9月5日号ほか掲載]
「早稲田の学生」1938年頃撮影 ほか 
展示点数 約80点
図録販売 今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
開館時間 10:00〜17:00
休館日 毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料 無料
所在地 102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階
交通機関
  • 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 5 番出入口より徒歩 1 分
    ※ 2006年8月1日より、 4 番出口は工事のため通行できません。
  • 東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • 都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
* JR東京駅からは、東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。
 
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