日本カメラ博物館のlogo
 



−古写真に見る明治の東京−


「皇城(江戸城)・麹町区編」


桜田二重櫓(桜田巽櫓【たつみやぐら】)  鶏卵紙 54×84mm



 JCIIフォトサロンでは、古写真シリーズの16回目として、来る2009年2月3日(火)から3月1日(日)まで、「―古写真に見る明治の東京― 皇城(江戸城)・麹町区編」を開催いたします。

 「皇城(こうじょう)」とは、旧江戸城、すなわち現在の皇居のかつての名称です。今から約140年前の慶応4年(1868)、江戸城は明治新政府軍に明け渡され「東京城(とうけいじょう)」と改称し、江戸は「東京」へ、元号は「明治」へと改められました。そして翌明治2年(1869)、明治天皇が正式に入城されたのに伴い、東京城は「皇城」に改称されました。その後、明治21年(1888)に明治宮殿の完成によって皇城は「宮城(きゅうじょう)」に、戦後は「皇居」へと改称されました。

 「麹町区」とは、明治11年(1878)に施行された郡区町村編成法による15区6郡制で制定された区です。「皇城」を中心に、神田川・外堀・内堀などの掘割によって区切られたほぼ円形に近い地域で、現在の「千代田区」の神保町・神田方面を除いた部分を指します。江戸時代には将軍の住まいであり、政治の中心であった江戸城があり、これを武家屋敷が取り囲んでいましたが、明治時代には江戸城は天皇の住まいへ、周りの武家屋敷は官用地や軍用地として転用され、官庁街へと変わってゆきました。「麹町区」には明治の新しい首都機能が集中し、近代化が推し進められていきました。


 今回は、当館所蔵の「大日本東京寫眞名所一覧表」と題された2冊の写真帖の中から、当時の「皇城」と「麹町区」の写真を展示いたします。作られた経緯やその詳細については、まだまだ不明な部分が多い写真帖ですが、総数900点以上の写真は12区と5郡に分けられ、それぞれの町の特徴がよく分かる作りになっています。展示では、写真帖に収録された「皇城之部(こうじょうのぶ)」と「糀町區之部(こうじまちくのぶ)」より、約80点をご覧いただきます。荒廃しつつある「皇城」、武家屋敷をそのまま転用したり、新たに西欧風建築に建て替えたばかりの官庁や軍の施設からは、長い歴史をもつ江戸時代の名残と、新しく導入された西欧文化が入り混じった当時の空気が感じられます。「江戸」から「東京」へ、近代化という大きな変化の第一歩を踏み出した町の姿をお楽しみ下さい。



タイトル
―古写真に見る明治の東京―  「皇城(江戸城)・麹町区編 」
開催期間

2009年2月3日(火)〜3月1日(日)

展示内容  「皇城(こうじょう)」とは、旧江戸城、すなわち現在の皇居のかつての名称。「麹町区」とは明治11年(1878)に施行された郡区町村編成法による15区6郡制で制定された区で、「皇城」を中心に、神田川・外堀・内堀などの掘割によって区切られたほぼ円形に近い地域。現在の「千代田区」の神保町・神田方面を除いた部分を指す。当館所蔵の「大日本東京寫眞名所一覧表」と題された2冊の写真帖より、当時の「皇城」と「麹町区」の写真をご覧いただく。荒廃しつつある「皇城」、武家屋敷をそのまま転用したり、新たに西欧風建築に建て替えたばかりの官庁や軍の施設など、長い歴史をもつ江戸時代の名残と、新しく導入された西欧文化が入り混じった当時の空気が感じられる約80点を展示。 
展示点数 約80点
図録販売 今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
開館時間 10:00〜17:00
休館日 毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料 無料
所在地 102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階
交通機関
  • 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 5 番出入口より徒歩 1 分
    ※ 2006年8月1日より、 4 番出口は工事のため通行できません。
  • 東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • 都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
* JR東京駅からは、東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。
 
ホームページ
JCIIトップページへ