日本カメラ博物館のlogo



鈴木八郎のまなざし

--オリジナルプリント--

浄水場にて 秩父 1950年代   鈴木八郎


 JCIIフォトサロンでは、来る2009年12月1日(火)から12月23日(水)まで、「鈴木八郎のまなざし――オリジナルプリント――」を開催いたします。

 鈴木八郎氏(1900−1985)は、戦前戦後の写真雑誌『カメラクラブ』『写真サロン』で編集長を務め、アマチュア指導書を60点以上著し、晩年は企業のカメラ博物館館長として業績を残しました。その一方、写真作家として1910年代から写真作画に励み、有志と共に写真結社「表現社写真会」を創設し、日本初のコマーシャル写真スタジオを金丸重嶺氏とともに立ち上げるなど旺盛な作家活動を展開しました。1938年にまとめられた作品集『わが庭を写す 作画の実際』は、写真史上に輝く名著として知られています。

 JCIIでは、鈴木氏の4000本以上のネガと鈴木氏自身が制作したオリジナルプリント多数を収蔵しています。今回は、1920年代から1970年代に制作されたオリジナルプリントを初公開いたします。家族を愛し、自然に遊び、仕事に励む日常の中でとらえた一コマを、繊細な意識で見直した作品には、モダンな感覚が香り立ち、写真作家・鈴木八郎を再発見するものとなるでしょう。


★作品展にともない、会期中の12月12日(土)に写真史研究家 金子隆一氏 トークショー「写真@鈴木八郎――カメラ・ネガ・プリント――」を開催致します。是非ご参加ください!


鈴木八郎(すずき はちろう)

1900年3月3日 北海道余市に生まれる。
1916年 早稲田工手学校建築科入学。後に中退し、前島写真館、小野隆太郎スタジオなどで写真を修める。
1921年 出版社アルスに入社し、『カメラ』『芸術写真研究』編集に携わる。
1924年 「表現社写真会」を斉藤鵠児、魚住励らと結成。
1926年 日本初のコマーシャル写真スタジオ「金鈴社」を金丸重嶺と共に設立。
1931年 コダック・ジャパン・リミテッドに入社し、『コダック知識』『スタジオライト』編集に携わる。
1936年 アルスへ再入社し、編集長として『カメラクラブ』創刊。
1943年 興亜写真報国会理事
1951年 玄光社に入社し、編集長として『写真サロン』を復刊。
1953年 出版社カメラハンドブック社を興し、編集長として『カメラハンドブック』創刊。
1957年 旭光学商事株式会社に入社し、宣伝部長、サービスセンター所長を歴任。
1968年 編集長として『ペンタックスファミリー』創刊。ペンタックスギャラリー館長となる。
1971年 日本写真協会賞功労賞受賞。
1975年 勲五等瑞宝章受章。
1985年9月14日 85歳で逝去。
<個展>
1934年 「雪と山の写真展」小西六本店
1969年 「カメラ散歩・宮城周辺」ペンタックスギャラリー
1993年 「鈴木八郎作品展 身辺描写」JCIIフォトサロン
<著作>
『写真の失敗とその原因』(アルス、1924年)、金丸重嶺共著『商業写真術』(アルス、1931年)、『アルス大衆写真講座 第1〜10巻』(アルス、1937〜39年)、『わが庭を写す 作画の実際』(アルス、1938年)、『カメラ文化史』(東京書房、1974年)、『鈴木八郎写真集』(日本カメラ社、1988年)他多数。



タイトル
「鈴木八郎のまなざし――オリジナルプリント――」
開催期間

2009年12月1日(火)〜12月23日(水)

展示内容
  1920年代の妻・喜代子、1930年代のモダンダンサー・崔承喜、1940年代の静物、1950年代の銀座、神戸の街頭など、鈴木八郎のモダンな感覚が香り立つ初公開のオリジナルプリント約60点。

展示点数 約60点
図録販売 今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
開館時間 10:00〜17:00
休館日 毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)
入館料 無料
所在地 102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階
交通機関
  • 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • 東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • 都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
* JR東京駅からは、東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。
 
ホームページ
JCIIトップページへ