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勝山泰佑作品展

「異議申し立て 1963-1971」


  

1970年6月24日  フランスデモ 西新橋

  

1970年6月24日 うねるジグザグデモ 赤坂見附



 JCIIフォトサロンでは、来る2016年8月30日(火)から9月25日(日)まで、勝山泰佑作品展「異議申し立て 1963-1971」を開催します。

 大学在学中に写真家・濱谷浩の助手になった勝山氏は、卒業後にフリーランスの写真家となり、『アサヒグラフ』『中央公論』などで活躍しています。今展では、在学中から撮りためた学生運動シリーズの中から、東京での活動を捉えた作品をご覧いただきます。

 1963年に大学の写真部へ入った勝山氏は、社会とつながるテーマとして学生運動の撮影を始めました。この頃の学生運動は60年安保に対する挫折感が漂っていましたが、ベトナム戦争への反発、学費値上げ反対に端を発する学園闘争、70年安保反対などで、次第に強いうねりとなって社会へ働きかけていきました。全学連から全共闘へと変貌していく彼らの動きを、勝山氏は同じ学生として、早稲田大学、東京大学、明治大学、日本大学、東京教育大学に追い、社会人になってからも目撃、記録を続けました。

 ガリ版刷りのビラに隠れていた早大自治会室の落書き(1964)、本郷三丁目へ向かってヘルメット姿で地下鉄に乗るデモ隊(1968)、歌声で共闘を呼びかけた新宿西口広場(1969)、立て籠もった東大・安田講堂へ放水する機動隊(1969)、西新橋へ向かって道一杯に手をつないで行進するフランス式デモ(1970)。「ナンセンス」「異議ナシ」を共通言語に、学生のエネルギーが社会へ向かって炸裂した時代が活写されています。

 デモ行進が行くのは、1964年のオリンピック東京大会を契機に変貌しつつあった東京です。70年代以降に先鋭化が激しくなった運動は一般の学生の心から離れていきましたが、再開発が計られる今日の都心には、また若者たちの異議申し立ての声が響くようになってきました。時代と社会を振り返り、今日を考えるために、50年前の学生運動の姿をもう一度みつめます。

 ★勝山泰佑さんと展示企画を担当したJCIIの白山眞理によるギャラリートークを開催いたします。
(参加費:無料)
  9/11(日)・9/21(水)
  両日14:00~

勝山 泰佑(かつやま ひろすけ)
1944年、東京生まれ。1963年に早稲田大学へ入学し、在学中に写真家・濱谷浩の助手になる。1968年に大学卒業後、フリーランスの写真家として雑誌『アサヒグラフ』『週刊朝日』『朝日ジャーナル』『中央公論』『文芸春秋』『太陽』『プレジデント』『住宅建築』などに携わる。1978年、ボブ・ディラン日本公演全記録およびアメリカ最終ツアーを撮影するなど、多くのミュージシャンのコンサートを撮影。写真集に、『寂聴』(朝日新聞社、1991年)、『海渡る恨』(韓国・汎友社1995年)、『植村家の庭園』(私家版、1998年)などがある。


タイトル

勝山泰佑 作品展 「異議申し立て 1963-1971」

開催期間

2016年8月30日(火)~9月25日(日)

展示内容

東京での学生運動を捉えた作品約80点(全作品モノクロ)。
本郷三丁目へ向かってヘルメット姿で地下鉄に乗るデモ隊、歌声で共闘を呼びかけた新宿西口広場、新橋へ向かう道一杯に手をつないで行進するフランス式デモ。「ナンセンス」「異議ナシ」を共通言語に、学生のエネルギーが社会へ向かって炸裂した時代が活写されている。
時代と社会を振り返り、今日を考えるために、50年前の学生運動の姿をもう一度みつめる写真展。

展示点数

約80点 (全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)

入館料

無料

所在地

102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階

交通機関

  • 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • 東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • 都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
* JR東京駅からは、東京メトロ
丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。

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