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吉岡専造 作品展

「眼と感情」


巌本真理 (1949年撮影)

傍聴席 (1952年撮影)



 JCIIフォトサロンでは、来る2017年2月28日(火)から3月26日(日)まで、吉岡専造作品展「眼と感情」を開催いたします。

 1939年に東京朝日新聞社に入社した吉岡専造は、1940年以降、報道班員として戦地を取材します。戦後は大束元、船山克とともに朝日新聞出版局写真部の三羽烏といわれ、戦後グラフジャーナリズムの代表的な写真家の一人として活躍しました。

 本展では、吉岡がアサヒカメラやアサヒグラフなど数々の雑誌や新聞で発表した戦後の作品を中心に、オリジナル・プリント約60点(全作品モノクロ)を展示いたします。「私はカメラマンですから、ファインダーを覗くと自然に写したいものに焦点が合います」(『写真集 吉田茂』吉田茂国際基金、2004年)と語っているように、様々なテーマに対し、しなやかに向き合って作品を創り上げました。

 アサヒカメラで連載された「現代の感情」に掲載の〈鳩山退場〉では、引退を表明し、秘書に肩を抱かれて退場する鳩山首相をとらえながらも、次期政権を争う政治家たちに焦点を合わせた作品で、吉岡の瞬時の判断とジャーナリストの眼を感じます。同連載では、吉田首相の演説を聴く傍聴席の人々、飛び立つ鳥を目で追う児童養護施設・エリザベスサンダースホームの子供達、東京駅・八重洲口の広場で行われた街頭録音(ラジオ番組)の様子を写し、大衆を通して戦後世相を鋭く切りとり、また、ヴァイオリニストの巌本真理の優美さや横綱・千代の山の激しい意気込みをとらえたポートレイトでは、被写体の感情や性格をはっきりと写しとめています。

 高度経済成長期の日本社会を政治から大衆文化まで、広い視野でとらえつづけ、見るものの心をゆさぶる吉岡の代表作の数々をご覧いただきます。


吉岡 専造 (よしおか せんぞう)

1916年12月15日、東京都生まれ。1939年、東京高等工芸学校(現・千葉大学工学部)印刷科写真部選科修了。1939年、朝日新聞東京本社入社、編集局写真部勤務。1940年に中国大陸で戦線取材、1942年に海軍報道班員、1944年に陸軍報道班員として取材をする。1947年、出版局出版写真部へ。1959年より1971年の定年退職まで出版写真部部長を務める。1977〜1991年、JAF(自動車連盟)会報の写真ページを担当。主な著作に『人間零歳』(二見書房、1960年)、『吉田茂』(朝日新聞社、1967年)、『吹上の自然』(朝日新聞社、1980年)、『素顔の昭和天皇』(朝日新聞社、1996年)。主な展覧会に「人間零歳 眞司君の365日」(日本橋高島屋店、1957年)がある。毎日写真賞特別賞(1957年)、日本写真協会功労賞(2003年)受賞。2005年5月2日、逝去。



タイトル

吉岡 専造 作品展 「眼と感情」

開催期間

2017年2月28日(火)〜3月26日(日)

展示内容

「眼と感情」と題し、吉岡がアサヒカメラやアサヒグラフなど数々の雑誌や新聞に発表した作品(オリジナル・プリント)をご覧いただく。

吉田首相の演説を聴く傍聴席の人々、飛び立つ鳥を目で追う児童養護施設・エリザベスサンダースホームの子供達、東京駅・八重洲口の広場で行われた街頭録音(ラジオ番組)の様子をとらえ、大衆を通して戦後世相を鋭く切りとり、また、ヴァイオリニストの巌本真理の優美さや横綱・千代の山の激しい意気込みをとらえたポートレイトでは、被写体の感情や性格をはっきりと写しとめている。

高度経済成長期の日本社会を政治から大衆文化まで、広い視野でとらえつづけ、見るものの心をゆさぶる吉岡の代表作約60点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約60点 (全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00〜17:00

休館日

毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)

入館料

無料

所在地

102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階

交通機関

  • 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • 東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • 都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
* JR東京駅からは、東京メトロ
丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。

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