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江成常夫作品展 「多摩川 1970-74」

川崎市殿町 1972 コピーライト 江成常夫



 JCIIフォトサロンでは、来る2018年1月5日(金)から1月28日(日)まで、江成常夫作品展「多摩川 1970-74」を開催いたします。

 江成常夫さんは、1962年に毎日新聞社に入社し、74年からフリーランスとして国家と時代を問う作品を発表し続けています。本展では、生活排水や不法投棄などにより著しい汚染があった約40年前の多摩川を追ったシリーズより、約60点(すべてモノクロ)を展示します。

 戦後日本が遂げた高度経済成長は、各地で公害や環境問題を多発させました。都民に身近な多摩川でも、砂利の採取や工場進出、都市化などによって汚染が進んでいきました。江成さんは、奥多摩の雪中に湧く源流、山女も遡上する清流や河原、そして、下流へ進むにつれて、廃棄物や生活排水の泡に埋め尽くされていく川の実相をとらえています。『毎日グラフ』に掲載された写真に表れた「清」と「濁」の激しい落差は、人々の胸を強く打ち、環境浄化への地道な努力を後押ししました。“死の川”と呼ばれていた川が自然を愛する人々の活動で蘇った今、もう一度「多摩川 1970-74」を見つめてみたいと思います。

 

江成 常夫 (えなり つねお)

写真家、九州産業大学名誉教授。1936年、相模原市生まれ。1962年、東京経済大学経済学部卒業と同時に毎日新聞東京本社に入社。東京オリンピック、三億円強奪事件、東大紛争、沖縄返還協定調印、多摩川などを撮影取材。1974年、同社を退社。フリーとなり渡米し、戦後、米兵と結婚したアメリカ在住の「戦争花嫁」を撮影取材。以後、中国残留孤児、太平洋各地の戦跡、広島、長崎などを取材し、一貫して「戦争の昭和」に翻弄された人たちの声を写真で代弁し、昭和に対する日本人の歴史認識を問い続ける。2001年、総合写真祭「フォトシティさがみはら」を構想、創案、運営に携わる。

主な写真集に、『ニューヨークの百家族』(平凡社、1976年)、『シャオハイの満洲』(集英社、1984年)、『ニューヨーク日記』(平凡社、1989年)、『まぼろし国・満洲』(新潮社、1995年)、『ヒロシマ 万象』(新潮社、2002年)、『生と死の時』(ニッコールクラブ、平凡社、2006年)、『鬼哭の島』(朝日新聞出版、2001年)など。
主な受賞に、第6回木村伊兵衛賞(1981年)、第4回土門拳賞(1985年)、第37回毎日芸術賞(1995年)、第50回神奈川文化賞(2001年)、紫綬褒章(2002年)、旭日小綬章(2010年)。

 

タイトル

江成常夫作品展 「多摩川 1970-74」

開催期間

2018年1月5日(金)〜1月28日(日)

展示内容

「多摩川 1970-74」と題し、生活排水や不法投棄などにより著しい汚染があった約40年前の多摩川を追ったシリーズより、約60点(すべてモノクロ)を展示。
戦後日本が遂げた高度経済成長は、各地で公害や環境問題を多発させ、都民に身近な多摩川でも、砂利の採取や工場進出、都市化などによって汚染が進んだ。奥多摩の雪中に湧く源流、山女も遡上する清流や河原、そして、下流へ進むにつれて、廃棄物や生活排水の泡に埋め尽くされていく川の実相をとらえ、自然環境保全の大切さを訴える作品群。

展示点数

約60点 (全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00〜17:00

休館日

毎週月曜日(ただし、祝日の場合は開館)

入館料

無料

所在地

102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル1階

交通機関

  • 東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • 東京メトロ有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • 都営バス「都03 グリーンライン(四谷駅=半蔵門=日比谷=銀座四=晴海埠頭)」半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

* 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮くださいませ。
* JR東京駅からは、東京メトロ
丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。


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