多くのカメラに装備されているものとして、決められた範囲内でシャッター速度を変えられる機能があります。
シャッター速度は、示す数字が大きいほど瞬間的にシャッターを切ることができます。たとえば「500」であれば「1/500 秒」であり、「1」(もしくは1s)は「1秒」を示しています。
早いシャッター速度は、被写体状況が明るいときや、動いているものを止まっているように撮る時に使われることが多いのですが、シャッター速度を遅くすることにより、動きをより強調して表現することも可能です。
下の道路の写真は、同じ場所をA は1/15 秒で、B は1.5 秒と、シャッター速度を変えて撮影しています。
高速で撮影したAは車の動きがほぼ止まっていますがBは次々と走っていく車の流れが写しこまれた、肉眼では見ることができない光景をとらえた写真になっています。
また水の写真は、蛇口から流れる水をA は1/8000 秒、B は1/15 秒で撮影しました。このように、シャッター速度を変化させることで同じものを撮影しても印象を大きく変化させることができるのです。