写真展

真継不二夫作品展「続・海軍兵学校」

開催期間:2001年7月3日(火)2001年7月29日(日)
乗艦訓練
1942(昭和17)年頃

 JCIIフォトサロンでは、来る2001年7月3日(火)から7月29日(日)まで、真継不二夫作品展「続・海軍兵学校」を開催します。

 今回は、1997年に開催し大変好評を得た「海軍兵学校」を基にして、初公開となるプリントを大幅に追加した海軍兵学校の貴重な記録をご覧いただきます。

 フリーの写真家として活躍していた真継氏は、第2次世界大戦中の1942(昭和17)年から1945(昭和20)年まで、海軍特別報道班員として広島県の瀬戸内海にある江田島の海軍兵学校を撮影しました。

 戦時下の緊張感のもとで行われる訓練は、肉体の鍛錬や学術の向上、普段の生活習慣に至るまで、すべてが戦場を想定した非常に厳しいものでした。歴史の大きなうねりのなかで、死を覚悟しながらも、ひたすら自己鍛錬に励む生徒たちの表情は、若者の気概や切なさ、精神的な美しさに満ちて、半世紀以上過ぎた現在でも褪せることのない様々な想いを感じさせます。真継氏が戦争の悲惨な記憶を後世に伝えるために命懸けで守り通した写真の数々は、時代の貴重な記録であり、戦場に散った多くの若者たちの生きた証しです。

 今回の作品展では、生徒たちの若々しい表情やみずみずしい姿、穏やかな瀬戸内海のなかでの厳しい訓練風景など、第2次世界大戦中の海軍兵学校の生活を切り取った作品約100点(全作品モノクロ)を展示します。

真継 不二夫(まつぎ ふじお)
1903年京都府生まれ。1931年婦女界社写真部長に就任したのち、フリーランスとなる。戦時中は海軍特別報道班員として江田島の海軍兵学校および各地の海兵団を取材する。戦後はヌード写真集「美の生態」が話題になった他、特攻隊の遺書をまとめた「海軍特別攻撃隊の遺書」を出版、ベストセラーとなる。1984年逝去、享年81歳。写真集に「あゝ江田島 海軍兵学校」「学徒出陣-海軍予備学生の記録」、著書に「女を写す」など多数。

 

タイトル

真継不二夫作品展「続・海軍兵学校」

開催期間

2001年7月3日(火)~7月29日(日)

展示内容

生徒たちの若々しい表情やみずみずしい姿、穏やかな瀬戸内海のなかでの厳しい訓練風景など、第2次世界大戦中の海軍兵学校の生活を切り取った作品約100点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約100点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。