日本カメラ博物館講演会「ゼンザブロニカ開発秘話」
講師:進藤 忠男氏
元ゼンザブロニカ工業㈱ 取締役・事業部長
受講料:300円(友の会会員は無料)
※受講券提示でお一人様一回のみ博物館入館が無料
日本カメラ博物館では、来る2010年12月11日(土)に、元ゼンザブロニカ工業㈱ 取締役・事業部長の進藤忠男氏を迎えて講演会「ゼンザブロニカ開発秘話」を開催いたします。
1959年、世間でカメラ狂といわれたブロニカの創始者吉野善三郎氏は、国産では初の本格的な6×6センチ判一眼レフカメラ「ゼンザブロニカD型」を発売しました。その独特なメカニズムを採用したD型を始めS型、C型などは機械的な美しさからコレクターズアイテムとして、さらには実用機として、いまなお愛好家等を魅了しています。
進藤忠男氏は、1952年4月「カメラ好き集まれ」の新聞広告を見て新光堂製作所(後のゼンザブロニカ工業)に入社しました。以降、2003年に引退されるまでゼンザブロニカD型を始めにブロニカSQ Aiまで、一連のブロニカシリーズの開発・設計に従事されてきました。
今回の講演会では、ゼンザブロニカD型誕生までのお話を中心に、その独特なメカニズムを改めて解説していただくと同時に、吉野善三郎氏の人となり、「ゼンザブロニカ」名称決定までの経緯、試作時の標準レンズはFズイコー75mm F2.8であった、映画“世界を賭ける恋”で石原裕次郎が使ったD型、スウェーデンからの クレームにより泣く泣く屋上でハンマーでつぶした悲話など、さまざまなエピソードをお話いただきます。
進藤 忠男 (しんどう ただお)氏 略歴
1928(昭和3)年、東京浅草生まれ。1945年、東京第一陸軍造兵廠技能者養成所見習工員科・機械科卒業、同年東京第一 陸軍造兵廠第三製造所第一区へ軍属として配属、同年8月15日に終戦を迎え残務整理要員となる。1952年新光堂製作所(後のゼンザブロニカ工業㈱)入社、1976年ゼンザブロニカ工業㈱取締役事業部長、1977年協進光学㈱常務取締役、1985年同社代表取締役社長、2003年営業終了で退任。この間、ゼンザブロニカD型からSQ Aiまで開発にかかわる。
開催概要は以下のとおりです。
[開催概要]
- タイトル
日本カメラ博物館講演会
ゼンザブロニカ開発秘話 - 講師
進藤 忠男氏 (元ゼンザブロニカ工業㈱ 取締役・事業部長) - 開催日時
2010年12月11日(土曜日)
午後1時~4時 (12時30分開場予定) - 場所
東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 6階会議室
(東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車4番出口より徒歩1分) - 応募方法
日本カメラ博物館にて直接受付、または電話にて受付
お申込み・お問合せ先:03-3263-7110 - 定員
150名 - 受講料
300円(日本カメラ博物館友の会会員は無料)
※受講券提示でお一人様一回のみ博物館入館が無料