「時代と共に生きるカメラ展」
日本カメラ博物館(館長:森山 眞弓)では、平成11(1999)年5月18日(火)から10月17日(日) までの期間、特別展「時代と共に生きるカメラ展」を開催いたします。
現在、カメラや写真はわたしたちの生活の一部として不可分といっても過言でない存在になりました。21世紀を間近に控えた今、1848(嘉永元)年にダゲレオ・タイプカメラがオランダ船によって長崎に伝来してから今日に至るまでの歴史を、その折々に実際に使用されていた生活用品と併せ、展示スペースを拡大してご紹介いたします。
幕末当時は「写真に撮られると魂を吸い取られる」と恐れられていたカメラも、現在では大人から子どもまでの広い年齢層に受け入れられ、生活の記録、商業、趣味、芸術と多岐にわたって日常の中に浸透しています。
ここに至るまでの経緯はあらゆる時代背景を抜きには語れず、生活に密着していた用品類と併せて展示することでその時代時代をより強く表して、時代と共に生きてきたカメラの姿を浮き彫りにできるものと考えます。
今回の特別展では、科学者の研究対象であったダゲレオ・タイプカメラから、現在もっとも手軽に使われているレンズ付きフィルムの原点である「フジカラースーパーHR100(写ルンです)」(1986(昭和61)年)までを展示し、カメラの歴史と共にその価値、形状、構造、機能の変化など、あらゆる角度からカメラをご覧いただきたいと考えております。
なお、今回の展示は東京都千代田区教育委員会の御後援を受け、貴重な生活用品の資料を千代田区立四番町歴史民俗資料館に御提供いただいております。
タイトル
日本カメラ博物館特別展
「時代と共に生きるカメラ展」
(展示点数:カメラ約 250 点、生活用品約 100 点=うち千代田区立四番町歴史民俗資料館収蔵資料約 40 点)
開催期間
平成11(1999)年5月18日(火) ~10月17日(日)
常設展等
今回の特別展期間中は、常設展「日本の歴史的カメラ」は、特別展に含めておこないます。
「日本カメラ新製品コーナー」
図録販売
今回展示される資料を収めた図録を制作し、日本カメラ博物館受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
図録はこちら
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)および年末年始など当館が定める休館日
入館料
一般 300 円、小・中学生 100 円
団体割引(10名以上)一般 200 円、小・中学生 50 円
所在地
東京都千代田区一番町25番地 JCII 一番町ビル(地下1階)
*文中の会社名、製品名は、各社の商標、登録商標です。
*文中敬称略。