「各時代にみる画面サイズ –歴史が示すフィルムとカメラの進歩–」
日本カメラ博物館(館長:森山 眞弓(財団法人日本カメラ財団理事長))では、平成11(1999)年10月26日(火)から平成12(1999)年3月26日(日) までの期間、特別展「各時代にみる画面サイズ」–歴史が示すフィルムとカメラの進歩– を開催いたします。
現在、一般的に使用されている135判フィルムの画面公称値はフルサイズで24(V)×36(H) mm、いわゆるハーフ判(シネサイズ)では公称値18×24mmとなっています。
また、IX240判(APS)フィルムを使用するカメラの画面公称値は16.7×30.2 mm 他、120/220判フィルムを使用するカメラの画面公称値は 45×60 mm 他とさまざまです。
このように現在でも多様なフィルムの種類と画像サイズのカメラが製造され使用されていますが、今日に至るまでにはこれら以外にもさらに数多くの現在では使われていないいろいろな画面サイズのフィルムとカメラが登場しています。
今回の特別展では、世界最初のカメラ「ジルー」ダゲレオタイプカメラが生まれるまでの絵画との関係をはじめとして、写真産業史からみた感光材料とカメラの進化などを交えて、現在までに登場した様々な画面サイズのカメラ約 200 点と作例写真を併せて展示いたします。
● 展示予定機種より
- 「ジルー」ダゲレオタイプカメラ(1839年:165×215 mm)
- 英国製スライディングボックスカメラ(1850年:130×180 mm)
- 「ミーガー」湿板カメラ(1865年:165×215 mm)
- 「ザ コダック」(1888年:約φ63 mm)
- チェリー手提げ暗箱(1903年:名刺判 65×80 mm)
- 「ライカ I」(1925年:24×36 mm)
- 8年型「パール」(1933年:120判 60×90 mm)
- コダック「レチナ」(1934年:135判 24×36 mm)
- 富士写真フイルム「エピオン4000」(1996年:IX240判 24×30.2 mm)
- その他「ペタル」(約φ5 mm)、コダック コマーシャル ビューカメラ(8×10判 203×254 mm)
(画面の大きさはすべて公称値です)
タイトル
日本カメラ博物館特別展
「各時代にみる画面サイズ」–歴史が示すフィルムとカメラの進歩–
(展示点数:約 200 点)
開催期間
平成11(1999)年10月26日(火) ~平成12(1999)年3月26日(日)
常設展等
常設展として「日本の歴史的カメラ」約 300 点も展示
「日本カメラ新製品コーナー」の展示も併催
図録販売
今回展示される資料を収めた図録を制作し、日本カメラ博物館受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
図録はこちら
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)および年末年始など当館が定める休館日
入館料
一般 300 円、小・中学生 100 円
団体割引(10名以上)一般 200 円、小・中学生 50 円
所在地
102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCII 一番町ビル(地下1階)
*文中の会社名、製品名は、各社の商標、登録商標です。
*文中敬称略。