日本カメラ博物館講演会「よみがえれスピグラ」
講師:福田 徳郎 (元朝日新聞社出版写真部長)
受講料:300円(友の会会員は無料)
※受講券提示でお一人様一回のみ博物館入館が無料
日本カメラ博物館では、来る2013年3月30日(土)に、元朝日新聞社出版写真部長であった福田徳郎氏を講師にお招きし、講演会「よみがえれスピグラ」を開催いたします。
スピグラは、正しくは「スピードグラフィック(Speed Graphic)」といい、アメリカのグラフレックス社が主に1930年代から1950年代頃に製造した4×5インチのシートフィルムを使う大判カメラを指します。1945(昭和20)年マッカーサーが厚木基地に降り立った姿を撮影したカメラがスピグラであったことなどが知られていますが、戦後の新聞・報道各社はスピグラを使うことが日常となり、報道用カメラとしての機動性の良さが認められた 35ミリ一眼レフにとってかわられた後も、昭和40年代初頭まで各社の報道機材として使われていました。
スピグラは、かさばって重量があり、撮影手順が煩雑であるなどの難点もありましたが、人物撮影、現場撮影、スナップ、さらには接写や複写もこなす万能のカメラでもありました。
今回の講演会では、その時代を第一線報道カメラマンとして活躍された、福田徳郎氏に当時の取材現場でのスピグラを交えたカメラ機材のエピソードを語っていただくと同時に、煩雑といわれたスピグラの撮影手順を、実機を使って「シャッターをチャージ→ファインダーを覗く→ピントを合わせる→シャッターを切る→フィルムを交換」などの動作を7動作に分けて実演いたします。さらにはこれらの動作に加え、航空機上でぶれないようにとシャッターを切る瞬間飛び上るという早業などもご披露いただきます。
福田 徳郎 (ふくだ とくろう)氏 略歴
1936年東京・目黒生まれ。1959年大谷大学文学部卒業、同年朝日新聞社東京本社入社、出版写真部長、編集委員などを経て1996年定年退職。
開催概要は以下のとおりです。
[開催概要]
- タイトル
日本カメラ博物館講演会 「よみがえれスピグラ」 - 講師
福田 徳郎 (ふくだ とくろう)
(元朝日新聞社出版写真部長) - 開催日時
2013年3月30日(土曜日)午後1時~3時(12時30分開場予定) - 場所
東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 6階会議室
(東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車4番出口より徒歩1分) - 応募方法
日本カメラ博物館にて直接受付、または電話にて受付
お申込み・お問合せ先:03-3263-7110 - 定員
100名(座席指定なし・先着順) - 受講料
300円(日本カメラ博物館友の会会員・フォトサロン友の会会員は無料)
※受講券提示でお一人様一回のみ博物館入館が無料