日本カメラ博物館講演会:「レンズ付フィルムがもたらしたもの」
開催日:2014年12月13日(土)
講師:深野 彰 元富士写真フイルム株式会社 LF事業部担当部長
受講料:300円(友の会会員は無料)
※受講券提示でお一人様一回のみ博物館入館が無料
日本カメラ博物館は、来る2014年12月13日(土)に、2014年10月28日から2015年1月25日まで開催の特別展「レンズ付フィルム展」に関連し、講演会「レンズ付フィルムがもたらしたもの」を開催いたします。
1986(昭和61)年に富士写真フイルム株式会社(現:富士フイルム)から発売された「写ルンです」は、レンズ付フィルムと呼ばれ、それまでにない新しい商品分野が確立されました。
「レンズ付フィルム」は、高度な写真光学技術、精密樹脂加工技術、ストロボ電子技術などが導入された極めてハイテクな商品であり、デジタルが全盛の現在にあっても、“究極のカメラ”としての精彩を失っていません。当初は、「使い捨て」「使い切り」などと呼ばれていましたが、工業製品として見たときに、単なるレンズ付フィルムの製造技術のみならず、ミニラボにおける処理も含めてリユース・リサイクルの考え方が導入されたことは、大変意義深いことでありました。
この業績が認められ、深野氏は2001(平成13)年に第47回大河内記念技術賞を受賞しています。
このたび、国立科学博物館が選定した未来技術遺産の1つに選ばれたことから、改めてこの時期にレンズ付フィルムの意義、功績を、開発当時の富士写真フイルムの担当者である深野彰氏にお話しいただきます。
深野 彰 (ふかの あきら)氏 略歴
1949年東京生まれ。1974年早稲田大学大学院卒業、同年富士写真フイルム株式会社入社。生産技術部を経て、LF事業部にてレンズ付フィルムのリサイクルシステムの開発、商品企画・開発を担当。2001年第47回大河内記念技術賞受賞。
開催概要は以下のとおりです。
[開催概要]
- タイトル
日本カメラ博物館講演会 「レンズ付フィルムがもたらしたもの」 - 講師
深野 彰 (ふかの あきら)
元富士写真フイルム株式会社 LF事業部担当部長 - 開催日時
2014年12月13日(土曜日)午後1時~3時30分(12時30分開場予定) - 場所
東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 6階会議室
(東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車4番出口より徒歩1分) - 応募方法
日本カメラ博物館にて直接受付、または電話にて受付
お申込み・お問合せ先:03-3263-7110 - 定員
80名(座席指定なし・先着順) - 受講料
300円(日本カメラ博物館友の会会員・フォトサロン友の会会員は無料)
※受講券提示でお一人様一回のみ博物館入館が無料
※当日講演前に博物館ご見学の方は、入館受付時に講演会参加の旨お伝えください