スマートフォンでもカメラでも、標準的な機能としてオートフォーカス(AF)が装備されたものが大半になりました。
ここでは自分でピントを合わせることができるマニュアルフォーカス(MF)を活用してみましょう。
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ピントを調節する方法はカメラによって異なりますが、レンズやカメラ本体のスイッチとレンズのピント調節用リングでマニュアルフォーカスに切り替えることができるものがほとんどです。
下の3 枚の写真は、ピントの位置を変えただけですが、ピントの位置が手前か奥かで写真の印象が違って見えます。さらに、ここに構図やシャッター速度、絞りの効果を反映することで、写真の表現は大きく変化します。とくにミラーレスカメラや一眼レフカメラのライブビュー機能を使用すると、絞ったときにもモニター画面が明るいままでピントが合う範囲を確認できるので便利です。
スマートフォンやコンパクトカメラ等では、ピントが人物の顔に自動的に合う「顔認識AF」はいまや当たり前になりましたが、一部のミラーレスカメラでは、特定の人を認識してピントを合わせ続けたり、ポートレート撮影で人物の瞳に自動的にピントが合う「瞳認識AF」機能などもあります。
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