おもちゃのカメラとカメラのおもちゃ展
年末年始休館:2008年12月27日(土)~2009年1月5日(月)
左から
・・・カメラのおもちゃ・・・
「カメラ型のリモージュボックス」 年代不詳 (フランス) (写真左端)
リモージュボックスとは、フランスのリモージュ市で製作される小型磁器ボックスのこと。すべて職人による手作りで製作されている。
「カメラを持ったカップルを乗せたブリキの自動車」 1950(昭和25)年頃 (中国)
モーター駆動によりヘッドライトを点灯させながらゆっくりと走り回り、助手席の女性がカメラを構えフラッシュランプが点灯する。
「ムービーカメラを持った少年と犬」 年代不詳 (台湾) (ブリキの自動車の右側奥)
8ミリムービーカメラで撮影する少年の置物。足元には仔犬がたたずんでいる。
「ライカ・テディベア」 2000(平成12)年 シュタイフ (ドイツ)
ドイツのシュタイフ製のテディベアとライカのコラボレーション製品。カメラはミノックス・ライカⅢfタイプ。ミノックスフィルム使用。
「子豚のカメラマン」 1991(平成3)年 製造不詳 (ブリキの自動車の右側手前)
カメラを持った子豚のカメラマンの置物。
「小熊のカメラマン」 1995(平成7)年頃 製造不詳 (写真中央手前)
小熊が使用しているカメラを開くと、中にスナップ写真のような風景が仕込まれている。
・・・おもちゃのカメラ・・・
「ホルガ 120CFN」 年代不詳 (中国) (写真中央)
フラッシュにカラーフィルターを内蔵し、フィルムアダプターの交換により120フィルムと135フィルムが使用可能。
「ラジカメ R-900」 1986(昭和61)年 ヨネザワ (日本)
小型カメラを搭載したRCカー。アングルやシャッターなどのカメラ操作もリモコンで可能。110フィルム使用。
「UFO亀カメラ」 1983(昭和58)年 ユニバーサル (日本) (写真右端)
「焼きそばUFO」の懸賞品として配布された。首を伸ばすとカメラが出現する。110フィルム使用。
「マイルドセブン」 年代不詳 (日本) (写真右端)
タバコの箱を模したカメラ。110フィルム使用。
日本カメラ博物館(館長 森山眞弓)では、来る2008年9月9日(火)から2009年1月18日(日)まで、特別展「おもちゃのカメラとカメラのおもちゃ展」を開催します。
日本カメラ博物館には、写真術創成期のカメラから現代のデジタルカメラに至るまで 数々の貴重なカメラが収蔵されていますが、このような歴史的なカメラ以外にも、カメラに関わる雑貨や装飾品、カメラメーカーが配布した記念品やディスプレイなど、カメラをモチーフとした様々なグッズのほか、可愛らしいおもちゃのようなカメラや、漫画やアニメのキャラクターカメラなど、見た目も面白く遊び心たっぷりの資料もたくさん収蔵されています。
今回の特別展では、あまり展示されることのないこれらの資料をにぎやかに展示し、普段とは少し違った視点からカメラの魅力を掘り起こすとともに、カメラの色々な楽しみ方を紹介いたします。
● 展示予定機種より
●「おもちゃのカメラ」
ラジカメ R-900 1986(昭和61)年 ヨネザワ(日本)
110フィルム使用の小型カメラを搭載したRCカー。アングルやシャッターなどのカメラ操作もリモコンで可能。
ウルトラマン110カメラ 製造年、メーカー等不詳
「ウルトラマン」のマスクの中に110フィルム使用の小型カメラが組み込まれている。
コカ・コーラ カンカメラ 1978(昭和53)年 セディック(日本)
コカ・コーラ宣伝用に販売された110フィルム使用の缶型カメラ。
スクール110 (組立キット) 1977(昭和52)年 セディック(日本)
プラモデルを組み立てるのと同じ感覚で、110カメラを自分で組み立てるキット。大事な部分はブロック化してあり小学生程度ならば容易に作ることができた。
スタート35 1950(昭和25)年 一光社(日本)
35ミリ裏紙付フィルムに24×24ミリの画面(ボルタ判)を撮影する、簡易な構造の入門用カメラ。本体は 樹脂製。このカメラで写真を始めた写真家や愛好家は数多い。
●「カメラのおもちゃ」
ライカⅢa、ライカⅢc大型模型 1940(昭和15)年頃 メーカー不詳(ドイツ)
「ライカⅢa」と「ライカⅢc」の大型模型。大きさは幅約53×高さ26×奥行26センチ。ライカのディーラーやカメラ店のディスプレイ用に製造された。
あさぬまかんしゃごう浅沼感謝號置時計 1971(昭和46)年 コパル/浅沼商会(日本)
浅沼商会創業100周年を記念し、同社の大型スタジオ用カメラ「浅沼感謝號」(1921年)をかたどって製造された置時計。
カメラのオルゴール(YOU OUGHTA BE IN PICTURES) 1990年頃 エネスコ(アメリカ)
カメラと小さなネズミをモチーフにした電動のオルゴール。オルゴールの音とともにカメラの蛇腹が前後に動き、フラッシュ部のランプが点灯する。
ライカ・テディベア 2000(平成12)年頃 シュタイフ(ドイツ)
ミノックスフィルムを使用する超小型カメラ「ミノックス ライカⅢf」を首からさげた、シュタイフ製のテディベア。帽子や襟に「LEICA」のロゴマークが入れられている。
カメラ型のリモージュボックス 年代不詳 フランス製
リモージュボックスとは、フランスのリモージュ市やその近郊で製作される小型磁器ボックスのこと。18世紀に始まり、すべて職人の手作りで、現在では多彩なデザインのものが製作されている。
※ここに記載したカメラ名は展示予定機種の一部です。
タイトル
日本カメラ博物館特別展
「おもちゃのカメラとカメラのおもちゃ展」
開催期間
2008年9月9日(火)~2009年1月18日(日)
出品点数
おもちゃのカメラ:約100点、 カメラのおもちゃ:約100点 (予定)
常設展等
常設展として「日本の歴史的カメラ」約300点も展示
冊子販売
今回展示される資料を収めた冊子を制作し、日本カメラ博物館受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
冊子はこちら
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)
年末年始休館:2008年12月27日(土)~2009年1月5日(月)
入館料
一般 300 円、中学生以下 無料
団体割引(10名以上)一般 200 円
所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
交通機関
- 東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
- 東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
- 都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
- 都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
- 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
- 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
- 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
- JR東京駅からは、東京メトロ◎丸の内線東京駅→大手町駅にて◎半蔵門線に乗り換えると便利です。