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特別展「なにがスゴイのこのカメラ」

開催期間:2025年7月1日(火)2025年9月21日(日)

特別展「なにがスゴイのこのカメラ」

<写真左より>
上:「写ルンです(プレミアムキット)」2017年、「オリノックス7×20」1977年、「ラメラ」1959年
下:「コダック バンタムスペシャル」1941年、「フォクトレンダー ダゲレオタイプカメラ(レプリカ)」1841年、「マミヤピストル」1954年

 

日本カメラ博物館(館長 谷野啓)では、2025年7月1日(火)から9月21日(日)まで、特別展「なにがスゴイのこのカメラ」を開催します。

1839(天保10)年、世界で初めて市販化されたカメラが登場して以来、カメラは急速な進化を遂げていきました。その発展の過程で、無数の革新的技術、ユニークなデザイン、画期的なアイデアが生まれ、カメラはただの撮影の道具にとどまらず、私たちの生活を豊かにする文化的なツールとしての地位を確立しました。

しかし、長い歴史の中で技術が高度化し、多様性が広がるにつれ、「このカメラの何がすごいのか?」というそもそもの部分が、一般ユーザーには見えにくくなっていることも事実です。

そこで、日本カメラ博物館では、特別展「なにがスゴイのこのカメラ」を通じて、その問いに対する答えを、実物資料をもとに提示いたします。

本展示では、カメラの「スゴイ」について、革新的な機能、技術の歴史、優れたデザインなどを丁寧に解説することで、カメラの魅力を掘り下げていきます。
展示では、各時代の象徴的なカメラや驚きの仕組みなどを紹介し、訪れた人々に新たな学びや感銘を提供します。



展示予定資料

 
1.「認定されてスゴイ」

各種機関に認定されたカメラ

  • ペタル、世界一長い写真を撮影した360度回転カメラ ギネスブック
  • トプコンREスーパー、東芝アレグレットPDR-2 未来技術遺産(国立科学博物館)
  • ズノー、ミランダT、アサヒフレックスⅠ、他 機械遺産(日本機械学会)
 
  2.「複合製品がスゴイ」

〇〇とカメラの合体

  • ラメラ ラジオとカメラ
  • セプトンペン ペンとカメラ
  • シャープ J-SH04 携帯電話とカメラ
 
  3.「日本のカメラはスゴイ

日本の歴史的カメラ認定

  • チェリー手提暗函 国産最初の量産カメラ
  • リリー手提暗函2号 輸出された大正時代のカメラ
  • カシオ QV-10 液晶モニター付きの最初
 
  4.「海外のカメラもスゴイ」

世界各国のカメラ

  • フォクトレンダー・ダゲレオタイプカメラ オーストリア/写真用の明るいレンズ
  • デュフレックス ハンガリー/一眼レフ機構
  • 紅旗 中国/漢字のカメラ
 
  5.「JCI I PASSEDがスゴイ」

輸出検査合格ラベルなど

  • オリノックス、トプコン ウィンクミラーE JCII PASSEDラベル付き
  • ポラロイド 5000ソナー 外国製だが検査基準合格を証明
  • パールリバー 偽物PASSEDラベル
 
  6.「製造台数がスゴイ」

長く人気を博したカメラ

  • ゼニットE シリーズ 1200万台以上製造の一眼レフカメラ
  • マミヤフレックスC シリーズ 約40年にわたって生産
  • キヤノンEOS シリーズシリーズ 全体で1億台以上生産
 
  7.「先端技術がスゴイ」

各時代の先端技術

  • コンタフレックス 電気をカメラに取り入れたカメラ
  • ポラロイド ランドカメラ95 最初のインスタントカメラ
  • ニコンCOOLPIX P1 最初のWi-Fi機能内蔵カメラ
 
  8.「小さくてスゴイ」

19世紀~21世紀の超小型カメラ

  • シュタインハイル・グロッシェンカメラ 19世紀の極小型カメラ(レプリカ)
  • コンパス 時計メーカー製造の小型多機能カメラ
  • ソニー クオリアQ016-WE1 受注生産の極小型デジタルカメラ
 
  9.「働くカメラがスゴイ」

水中、極地、宇宙カメラ、他

  • ニコノス 水中カメラ
  • 99式極小型写真機 航空写真用カメラ
  • マミヤピストル 警察用ピストル型カメラ
 
  10.「感光材料の進化がスゴイ」

感光材料の発展

  • ジルー・ダゲレオタイプカメラ 銀板写真・世界初の市販カメラ
  • ザ・コダック 最初のロールフィルム用カメラ
  • 写ルンです、チェキシリーズ 現在でも製造されているフィルムカメラ
 
  11.「かっこよくてすごい」

デザイナーが手掛けたカメラ

  • コダック バンタムスペシャル ウォルター・ドーウィン・ティーグ
  • ハッセルブラッド シクステン・サッソン
  • ズノー GKデザイン

※掲載は展示予定品の一部です。展示品や各テーマは変更される場合があります

タイトル

日本カメラ博物館 特別展
「なにがスゴイのこのカメラ」

開催期間

2025年7月1日(火)~ 9月21日(日)

展示品

小さい、カッコイイ、複合製品、特別な機能、製造台数など、いろいろな「スゴイ」をもつカメラを、ジャンル別に紹介。 (展示点数約150点を予定)

常設展等

常設展として「日本の歴史的カメラ」、世界最初の市販カメラ「ジルー・ダゲレオタイプカメラ」、「ライカコーナー」、「カメラのおもちゃコーナー」、ピュリツァー賞を受賞した報道写真家・沢田教一のカメラなどを展示

感染症対策について

手指消毒など、感染対策を実施しております。

図録販売

今回展示される資料を収めた図録を制作し、日本カメラ博物館受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日の火曜日)
★展示替え期間(6/23~6/30、9/22~9/29)

入館料

一般 300 円、中学生以下 無料
団体割引(10名以上)一般 200 円

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。