写真展

竹内敏信作品展「欧羅巴 EUROPE 1981-1990」

開催期間:1999年1月5日(火)1999年1月31日(日)
ドイツ バーテンバーテン
‘84年7月

 JCIIフォトサロンでは、来る1999年1月5日(火)から1月31日(日)まで、竹内敏信作品展「欧羅巴 EUROPE 1981-1990」を開催します。

 竹内氏がヨーロッパの風景を撮り始めたのは1980年代初頭です。当時、日本各地の風景を撮影し、日本人の原風景を探っていた竹内氏は、同じ視点をヨーロッパに向けました。日本と同じ緯度に位置するヨーロッパでは、似たような地形や気候の中で幾多の民族がさまざまな国を形成しています。それぞれの民族がどのように自然と接し、今日の風土を生み出してきたかを捉えた作品は、氏の写真生活における大きなテーマである日本とヨーロッパの自然、風土、人々の比較という試みの中心となっています。21世紀を間近にひかえた現在、長い歴史が作り出した自然や人々の生活の営みのかけがえのなさを、写真を通して実感していただきたいと思います。

 今回の作品展では、大地に胡麻をまぶしたように見える無数の羊(イギリス)、牧歌的な景色に溶け込む農夫たち(フランス)、黒い森と呼ばれる針葉樹林帯の中の小さな村(ドイツ)、なだらかな土地を生かしてサイクリングに興じる人々(オランダ)、冬の太陽がほのかに照らす凍りついた湖(スウェーデン)、地平線に向かって広がる麦畑(ポーランド)、街灯に照らされた石畳の舗道(チェコ)、一面を埋めつくす壮大なひまわり畑(スペイン)など、特色豊かなヨーロッパ各地の風景とそこで生活する人々を捕らえた作品約100点(全作品モノクロ)を展示いたします。

※会期中の1月17日(日)に、竹内敏信講演会「日本とヨーロッパ ―風景を通して見る民族性―」を開催いたします。

 

竹内 敏信(たけうち としのぶ)
1943年愛知県に生まれる。名城大学理工学部卒業。愛知県庁勤務を経て27歳でフリーランスとなる。1970~1980年代はドキュメンタリーとして環境問題を撮影。1982年頃より35ミリを中心とした風景を撮るようになり今日に至る。写真集に「天地馨聞」「欧羅巴」「素晴らしい自然を写す」「櫻」「自然風貌」「雪月花」など多数。現在、日本写真家協会理事、自然科学写真協会理事、日本写真協会会員、日本写真芸術学会会員、日本写真芸術専門学校講師、現代写真研究所講師。

 

タイトル

竹内敏信作品展「欧羅巴 EUROPE 1981-1990」

開催期間

1999年1月5日(火)~1月31日(日)

展示内容

大地に胡麻をまぶしたように見える無数の羊(イギリス)、牧歌的な景色に溶け込む農夫たち(フランス)、黒い森と呼ばれる針葉樹林帯の中の小さな村(ドイツ)、なだらかな土地を生かしてサイクリングに興じる人々(オランダ)、冬の太陽がほのかに照らす凍りついた湖(スウェーデン)、地平線に向かって広がる麦畑(ポーランド)、街灯に照らされた石畳の舗道(チェコ)、一面を埋めつくす壮大なひまわり畑(スペイン)など、特色豊かなヨーロッパ各地の風景とそこで生活する人々を捉えた作品約100点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約100点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。