杉山吉良作品展「日本の顔」
JCIIフォトサロンでは、来る1999年4月27日(火)から5月30日(日)まで、杉山吉良作品展「日本の顔」を開催します。
杉山氏は、女性を主題とする作品を発表する一方、文藝春秋特派員・陸軍報道班員として、中支戦線や太平洋戦争アッツ島上陸作戦などの生々しい戦火のルポ、アマゾンの秘境とインディオの生活を捉えた作品など、さまざまな被写体をモチーフとした作品を残しています。なかでも、ライフワークとして制作してきたものが、今回展示する各界著名人の姿を捉えた作品です。被写体の傍らにまで迫って、写し込まれた人物の鋭い眼光や刻み込まれた皺。それらの写真にみられる繊細な描写は、人物の内面に凝縮された美しさや後世に残したいという、並外れた業と執念によるものにほかなりません。人間社会に貢献してきた人物を追い続けた、杉山氏による人間賛歌をご鑑賞下さい。
今回の作品展では、“電力の鬼”と言われた松永安左エ門の生きざまを中心に、井深大、松下幸之助、正田英三郎、團伊玖磨、岡本太郎、濱田庄司、水上勉、武者小路実篤、山本周五郎など、各界の著名人を被写体とした作品約100点(全作品モノクロ)を展示します。
杉山 吉良(すぎやま きら)
1910年静岡県伊東市に生まれる。1923年早稲田中学中退後、叔父の岩崎写真館の門下となる。パラマウントニュース社、大森白木屋写真室を経て、数々のヌード写真、ドキュメンタリー写真を発表。1988年逝去、享年78歳。写真集に「アリューシャン戦記」「裸族ガビオン」「写真集・松永安左エ門」「NUDE」など多数。
タイトル
杉山吉良作品展「日本の顔」
開催期間
1999年4月27日(火)~5月30日(日)
展示内容
電力の鬼・松永安左エ門を中心に、井深大、松下幸之助、正田栄三郎、團伊玖磨、岡本太郎、濱田庄司、水上勉、武者小路実篤、山本周五郎など各界の著名人を被写体とした作品約100点を展示。
展示点数
約100点(全作品モノクロ)
図録販売
今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料
無料
所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
交通機関
- 東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
- 東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
- 都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
- 都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
- 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
- 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
- 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
- JR東京駅からは、東京メトロ◎丸の内線東京駅→大手町駅にて◎半蔵門線に乗り換えると便利です。