写真展

田沼武能作品展「カタルニア『生きているロマネスク』」

開催期間:1999年9月28日(火)1999年10月31日(日)

全能者イエズス・キリスト カタルニア美術館

 JCIIフォトサロンでは、来る1999年9月28日(火)から10月31日(日)まで、田沼武能作品展「カタルニア『生きているロマネスク』」を開催します。

 様々な民族・国家の支配や流入を経て、11世紀から12世紀ごろに都市国家として形成されつつあったカタルニアは、多様な文化を吸収し自らの風土に順応させながら、独自のロマネスク様式をつくりあげていきました。長い歴史になかで築かれた「血と汗と土の匂いが感じられる、きわめて人間的な、生活感に満ちた」独特の力強さをもった建造物や絵画に魅了された田沼氏は、1983年より4年間にわたりこの地を写真に収めていきます。1000年近い歳月を経た現在もなお、町の人々によって修復を受けながらその傑作といわれる歴史的遺産でありながら、人々の生活の場として精気に満ちた空間が存在しています。聖なるものへ接する人間の内にある強さや美しさを、田沼氏の作品とともに体験していただきたいと思います。

 今回の作品展では、全能者イエズス・キリストが描かれた壁画、路傍に建てられたマリア像、礼拝堂の前で休む羊飼いと羊の群れなど、ロマネスク美術の中でも最高傑作といわれるスペイン・カタルニアの美術品、建造物の数々を捉えた作品約100点(全作品モノクロ)を展示します。

 

田沼 武能(たぬま たけよし)
1929年東京浅草に生まれる・1949年東京写真工業専門学校卒業、サン・ニュース・フォトス社入社。同時に木村伊兵衛に師事する。1965年タイム・ライフ社と契約。『LIFE』休館に伴い、フリー。ルポルタージュを主として現在に至る。1990年紫綬褒章受章。写真集に「すばらしい子供たち」「カタルニア・ロマネスク」「東京の戦後」など多数。日本写真協会年度賞、モービル児童文化賞、菊池寛賞受賞。日本写真家協会会長。

 

タイトル

田沼武能作品展「カタルニア『生きているロマネスク』」

開催期間

1999年9月28日(火)~10月31日(日)

展示内容

全能者イエズス・キリストが描かれた壁画、路傍に建てられたマリア像、礼拝堂の前で休む羊飼いと羊の群れなど、ロマネスク美術の中でも最高傑作といわれるスペイン・カタルニアの美術品、建造物の数々を捉えた作品約100点(全作品モノクロ)を展示。

展示点数

約100点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。