竹内敏信作品展「日本情景 1970~1990」
JCIIフォトサロンでは、来る2000年1月5日(水)から1月30日(日)まで、竹内敏信作品展「日本情景 1970~1990」を開催します。
ドキュメンタリー写真家として「人間と環境」をテーマに写真を撮り続けていた竹内氏は、社会や文化の源泉である自然の、ありのままの姿を捉えてきました。それは季節により刻一刻と姿を変える複雑で繊細な自然の中で、日本人がどのように自然と接し、いかに今日の環境を形成したのかを探求する試みなのです。
圧倒的な力をもって迫る雲海から野に咲く小さな花にいたるまで、日本人が遥か昔にも目にしたであろうその姿は、自然から受け取った遠い過去の記憶を現在に呼び覚ましてくれます。21世紀が間近に迫った現在に、失われつつある日本の自然の掛け替えの無い美しさを実感していただきたいと思います。
今回の作品展では、山林の間から覗く幻想的な月、広い空の下を駆け回る野生馬、山裾で満開の花を咲かせる桜の老木、豪雪のなか漁に出港する漁船、鍾乳石のように連なった氷柱など、四季折々に見せる荒荒しくも繊細な日本の情景を捉えた作品約100点(全作品モノクロ)を展示いたします。
竹内 敏信(たけうち としのぶ)
1943年愛知県に生まれる。名城大学理工学部卒業。愛知県庁勤務を経て27歳でフリーランスとなる。1970~1980年代はドキュメンタリーとして環境問題を撮影。1982年頃より35ミリを中心とした風景を撮るようになり今日に至る。写真集に「天地馨聞」「欧羅巴」「すばらしい自然を写す」「櫻」「自然風貌」「雪月花」など多数。現在、日本写真家協会理事、日本写真協会会員、日本写真芸術学会会員、日本写真芸術専門学校講師、現代写真研究所講師。
タイトル
竹内敏信作品展「日本情景 1970~1990」
開催期間
2000年1月5日(水)~1月30日(日)
展示内容
山林の間から覗く幻想的な月、風に舞い朝日にきらめく霧氷、山裾で満開の花を咲かせる桜の老木など、四季折々に見せる荒々しくも繊細な日本の風景を捉えた作品約100点を展示。
展示点数
約100点(全作品モノクロ)
図録販売
今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料
無料
所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
交通機関
- 東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
- 東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
- 都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
- 都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
- 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
- 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
- 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
- JR東京駅からは、東京メトロ◎丸の内線東京駅→大手町駅にて◎半蔵門線に乗り換えると便利です。