竹内敏信作品展「21世紀富士」
JCIIフォトサロンでは、来る2001年1月5日(金)から1月28日(日)まで、竹内敏信作品展「21世紀富士」を開催します。
日本の風景写真家の第一人者として活躍されている竹内氏は、風景を風土、民族、歴史といった大きな視野から捉えることにより、比類のない風景写真の世界を構築してきました。太古の昔から日本人が感じてきたであろう自然への想いを探求しつづけてきた竹内氏が、21世紀に向けて選んだテーマが、今回の「21世紀富士」です。
四季折々のたたずまいを見せる富士の姿は、どこから眺めても美しく威厳を保っています。同時に今でも噴火の可能性を秘めた巨大な火山であるという、恩恵と凶暴性を併せ持つ「神の山」として、まさに日本の風景の象徴的存在となっています。自然を畏れ敬う日本人独特の自然観を真正面から写真に捉え、深く掘り下げる作業は、鋭い感性と愛情をもって自然と接してきた竹内氏によってのみなし得る、自然環境と日本人の心を取り戻す挑戦なのです。「21世紀富士」から、新世紀に踏み出す私たちへ向けられた希望のメッセージを感じとっていただきたいと思います。
今回の作品展では、富士と空、雲、雪、太陽、月、湖、木、風、そして光と影などが織り成す、日本の自然の象徴ともいえる美しく多様で、雄大な富士の存在感を捉えた作品約100点(全作品モノクロ)を展示します。
竹内 敏信(たけうち としのぶ)
1943年愛知県生まれ。名城大学理工学部卒業。愛知県庁勤務を経て27歳でフリーランスとなる。1970~1980年代はドキュメンタリーとして環境問題を撮影。
1982年頃より35ミリフィルムを中心とした風景を撮るようになり現在に至る。写真集に「天地聲聞」「欧羅巴」「すばらしい自然を写す」「櫻」「自然風貌」「雪月花」など多数。現在、日本写真家協会理事、日本写真協会会員、日本芸術写真学会会員、日本写真芸術専門学校講師、現代写真研究所講師。
タイトル
竹内敏信作品展「21世紀富士」
開催期間
2001年1月5日(金)~1月28日(日)
展示内容
富士と空、雲、雪、太陽、月、湖、木、風、そして光と影などが織り成す、日本の自然の象徴ともいえる美しく多様で、雄大な富士の存在感を捉えた作品約100点(全作品モノクロ)を展示。
展示点数
約100点(全作品モノクロ)
図録販売
今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料
無料
所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
交通機関
- 東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
- 東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
- 都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
- 都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
- 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
- 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
- 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
- JR東京駅からは、東京メトロ◎丸の内線東京駅→大手町駅にて◎半蔵門線に乗り換えると便利です。