秋山亮二作品展「津軽 聊爾先生行状記」
JCIIフォトサロンでは、来る2001年5月8日(火)から6月3日(日)まで、秋山亮二作品展「津軽 聊爾先生行状記」を開催します。 1975(昭和50)年の冬、通信社、新聞社を退社し、フリー写真家となっていた秋山氏は津軽の城下町・弘前市に移り住みました。東京にある架空の「新聞社」に原稿を送るようなつもりで、家族ともども「赴任」したのです。
「軽率であること・かりそめなこと」を意味する「聊爾(りょうじ)」の名を戴き心の赴くまま、足掛け2年間にわたり津軽に暮らすさまざまな人々の姿を写真に切り取っていきました。秋山氏の写真に表現された「津軽」は、厳しい雪や日本海、祭りなどのような既成のイメージには当てはまらない、独特の淡々とした視線で発信された津軽の日々の記述です。日常に入り込みながらも、被写体と自己の間に絶妙な距離感を保ちながら天性のユーモアで描き出された作品は、秋山亮二氏独自の世界を構築した、初期の傑作です。
今回の作品展では、1975(昭和50)年冬から1977(昭和52)年春までの約20ヵ月間を過ごした津軽の日常を、傍観者の視線とユーモアで描き出した作品63点(全作品モノクロ)を展示いたします。
秋山 亮二(あきやま りょうじ)
1942年東京生まれ。早稲田大学文学部卒業後、AP通信社、朝日新聞写真部を経て1967年フリー。森山大道らと参加した「New Japanese Photography」など多くの国際展に参加し高い評価を得る。傍観者と生活者のはざまの視点からユーモアを交えて語られた独特の世界を構築している。主な写真展に「飢えるインド」「Ryoji Akiyama Photography 」「ニューヨーク通信」「旅行けば…」、主な写真集に「津軽 聊爾先生行状記」「中国の子供達」「楢川村」「河物語・利根川」など。
タイトル
秋山亮二作品展「津軽 聊爾先生行状記」
開催期間
2001年5月8日(火)~6月3日(日)
展示内容
1975(昭和50)年冬から1977(昭和52)年春まで約20ヵ月間を過ごした津軽の日常を、傍観者の視線とユーモアで描き出した秋山亮二氏初期の傑作「津軽 聊爾先生行状記」全作品63点(モノクロ)を展示。
展示点数
63点(全作品モノクロ)
図録販売
今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料
無料
所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
交通機関
- 東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
- 東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
- 都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
- 都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
- 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
- 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
- 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
- JR東京駅からは、東京メトロ◎丸の内線東京駅→大手町駅にて◎半蔵門線に乗り換えると便利です。