写真展

宮崎廷作品展「Tokyo esprit」

開催期間:2004年4月27日(火)2004年5月23日(日)
東京駅前 昭和30(1955)年

 JCIIフォトサロンでは、来る2004年4月27日(火)から5月23日(日)まで、宮崎廷作品展「Tokyo esprit」を開催します。

 昭和27年、高校2年の修学旅行で自分のカメラを購入して以来、写真の魅力そして面白さにのめり込むようになった宮崎氏。大学時代は写真部に所属しその腕に磨きをかけます。当時、写真界では木村伊兵衛氏の撮る下町のスナップ写真が人々の心に粋で温かな優しい衝撃を与えていましたが、宮崎氏もまたその写真に感化され、自ら東京の下町を撮り始めるようになりました。その後、高度経済成長への道を歩み急速に変化してゆく東京を、助走の時期、最盛期と比較しながら撮りつづけるなか、変わらない雰囲気を保つ下町を氏はこよなく愛し、いつしか下町スナップはライフワークとなってゆきます。

 今回の作品展では、宮崎氏が現在も撮影を続ける東京のスナップ写真の中から下町を中心に、東京に住む人々が貧しいながらも未来への限りない希望を胸に抱いて生活していた昭和29(1954)年~昭和51(1976)年の写真、モノクロ約80点を展示します。

 路地裏で夢中になって遊ぶ子ども、宵闇に輝く飲み屋の提灯、列を為し闊歩する観光客。店々の前からは朗らかな笑い声が聞こえ、まるでタイムスリップしたように私たちを昭和の東京へとさそいます。氏の写真からは、苦しみも喜びも超えて強く明るく生きていた人々の思いが伝わってくるようです。


宮崎 廷 (みやざき ただし)
1934年 東京都青梅市生まれ
1956年 法政大学卒業
1957年 青梅市役所勤務
1995年 青梅市役所を定年退職
1995年 青梅市教育長就任
1999年 青梅市教育長を辞任

<写真展>
1979年 「丹波山村の小正月」青梅市民会館
2001年 「奥多摩今昔」青梅市立美術館
2002年 「奥多摩今昔」新宿ニコンサロン
2003年 「こころのアルバム」群馬県立歴史博物館

タイトル

宮崎廷作品展「Tokyo esprit」

開催期間

2004年4月27日(火)~5月23日(日)

展示内容

宮崎氏がライフワークとして撮影を続ける東京のスナップ写真から下町を中心に、高度経済成長への道を歩み、街並みや生活が変化しつづける昭和29(1954)年~昭和51(1976)年の写真、モノクロ約80点を展示。
路地裏で夢中になって遊ぶ子ども、宵闇に輝く飲み屋の提灯、列を為し闊歩する観光客。店々の前からは朗らかな笑い声が聞こえ、まるでタイムスリップしたように私たちを昭和の東京へとさそいます。

展示点数

約80点(全作品モノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。