宗形 慧 作品展 「川越 1979-2008」
JCIIフォトサロンでは、来る2009年3月3日(火)から3月29日(日)まで、宗形慧作品展「川越 1979-2008」を開催いたします。
「歴史と文化のまち」として脚光を浴びる川越。近年では年間500万人もの観光客が川越まつりや古い街並みなどを楽しみに訪れます。そこには、四季折々の豊かな自然環境とそこに暮らす人々によって積み重ねられた「時」があります。
江戸時代、川越は北の守り神であり、豊富な物資の供給地としてとても重要な役割を担っていました。新河岸川を利用した舟運は江戸との物流を確立し、商人の町としても発展させました。その後明治に入り、町の3分の1を焼失する大火に見舞われましたが、耐火性を重視した土蔵造りの店舗を建設し、現在の蔵造りの景観を形成しました。
1979年から今もなお川越を撮り続ける宗形慧氏は、川越まつりの時に感じる圧倒的な熱量と普段の町に流れる静のギャップに魅了され川越に移り住みました。それから30年あまり宗形氏は古さも新しさも含め川越の持つすべてを受け入れ記録してきました。川越の名物である川越まつりや時の鐘、多くの重要文化財や季節ごとに行われる祭事はもちろん、日々の何気ない風景まで、町に慣れ親しんだ宗形氏だからこそ写せる唯一無二の川越の景色がそこにあります。
本展示では、江戸時代から受け継がれる伝統文化を大切にしながらも、観光都市として進化を続ける川越の記録、約70点(すべてモノクロ)をご覧いただきます。
宗形 慧(むなかた さとし)
1947年東京・目黒生まれ。1975年ワークショップ写真学校卒業。1972年ササキスタジオ入社。1976年ササキスタジオ退社。フリーカメラマンとして現在に至る。日本写真家協会会員、日本写真芸術学会会員。1988年~1989年川越市広報誌表紙写真担当。1990年~2001年川越市立博物館民俗芸能展示コーナー写真担当。1995年川越市情報誌「みるく」写真担当。川越まつりポスター制作。1999年~2008年NHK文化センター
川越校カメラ散歩講師。2001年~2006年川越百万灯夏祭りポスター審査担当。2002年川越市「まつり会館」常設展示写真提供。「小江戸川越・見て歩き」観光ガイドブック(幹書房刊)写真提供。2003年~現在、川越まつり写真コンテスト審査担当。2007年川越市観光親善大使。
主な出版物に、川越カレンダー(1984年~1992年)、「小江戸川越・喜多院五百羅漢・武蔵野雑木林」(田中屋美術館/1995年)、「川越の祭り」写真提供・写真監修(埼玉新聞社/2002年)など。
主な写真展に、「小江戸川越」(銀座キヤノンサロン、他全国巡回/1987年)、「川越オリジナルカレンダー展」(アトレマルヒロ・エクセル/1991年)、「輪な道」(川越スペースN/1999年)、「鬼棲む国・日本」(京都画廊きよみず/2001年)、「鬼神のこころ」(北上市立鬼の館/2001年)、「日本ロマンチック街道」(伊香保・保科美術館/2001年)、「浪漫」日本ロマンチック街道巡回写真展(草津町、小諸市、群馬県庁、日光市、国交省、宇都宮市、東京駅丸の内ドームギャラリー、JR大宮駅コンコース/2004年~2006年)、「遠山郷霜月祭り」(銀座キヤノンサロン、他全国巡回/2008年)
タイトル
宗形慧作品展「川越 1979-2008」
開催期間
2009年3月3日(火)~3月29日(日)
展示内容
「歴史と文化のまち」として脚光を浴び、年間500万人もの観光客が訪れる川越。江戸時代、川越は北の守り神であり物資の供給地としても重要な役割を担っていた。新河岸川を利用した舟運は江戸との物流を確立し商人の町としても発展した。明治に入り大火に見舞われたが耐火性を重視した土蔵造りの店舗を建設し現在も残る蔵造りの景観を形成した。
1979年から約30年川越を撮り続ける宗形慧氏は、川越まつりの時に感じる圧倒的な熱量と普段の町に流れる静のギャップに魅了され川越に移り住んだ。川越まつりや時の鐘はもちろん日々の風景まで、街に馴染んだ宗形氏だからこそ写せる唯一無二の川越の景色がそこにある。古さも新しさも大切にしながら進化を続ける川越の記録といえる作品約70点(すべてモノクロ)を展示。
展示点数
約70点(全作品モノクロ)
図録販売
今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
図録はこちら
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料
無料
所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
交通機関
- 東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
- 東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
- 都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
- 都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
- 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
- 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
- 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
- JR東京駅からは、東京メトロ◎丸の内線東京駅→大手町駅にて◎半蔵門線に乗り換えると便利です。