平地勲作品展「温泉芸者-信州別所温泉-」
JCIIフォトサロンでは、来る2010年8月31日(火)から9月26日(日)まで、平地勲作品展「温泉芸者-信州別所温泉-」を開催いたします。
平地勲氏はフリーのカメラマンとして女性ポートレートや建築写真、芸術書などで精力的に作家活動を展開しています。また、「季刊iichiko」という文化誌の表紙を1986年の創刊より現在まで担当しており、広告写真に至るまで幅広く活躍しています。
今回は「温泉芸者-信州別所温泉-」と題して1975年に出版された写真集「温泉芸者」(のら社)より厳選した作品群をご覧いただきます。信州別所温泉は長野県上田市にあり、長野新幹線上田駅にて上田電鉄別所線に乗り換え、終点別所温泉駅で下車します。温泉街は共同浴場を中心に栄え、現在も3つの共同浴場が存在します。観光客はもちろん地元の人も多く訪れる共同浴場は社交の場としての役割も担っています。
平地氏は昭和四十七年の春に初めて別所温泉を訪れました。その時に芸者を撮影したことがきっかけとなり、その後何度も別所温泉に足を運び、総勢十三名ほどの芸者を撮影しました。平地氏が撮る彼女たちの姿は非常に艶めかしく、しかし生きる強さとたくましさを兼ね備えた美しさがあります。髪を結い、着物を纏いプロの顔で座敷につく姿から、飾らない様子であどけなく笑う普段の姿までが平地氏の洗練されたまなざしで切り取られています。芸者達にとって生活そのものである別所温泉の雰囲気と、入れ替わる芸者衆との出会い、その刹那が平地氏を魅了したのでしょう。
平地 勲 Isao Hirachi
1945年 東京生まれ
1969年 日本大学芸術学部写真学科中退
<主な写真展・写真集>
1974年 「菅原文太」荻窪画廊
1975年 「温泉芸者」ミノルタフォトスペース/のら社刊
1976年 「西ドイツフォトキナ写真展」招待出品
1982年 「麗しの君を忘れじのブルース(女優55人のポートレート)」オリンパスギャラリー/出帆新社刊
1986年~ 季刊誌「iichiko」の表紙を担当(現在も継続中)
1987年 「遠い声」ミノルタフォトスペース
1988年 「世紀末の一年」松山巌共著/朝日新聞社刊
1991年 「APARTMENT」銀座ポケットパーク/アーバンコミュニケーション刊
1992年 第四回写真の会賞受賞
1994年 「IN NUDE」ガーディアン・ガーデン
2000年 「九十八の旅物語」俵万智共著/朝日新聞社刊
2003年 「APARTMENT」植田実共著/平凡社刊
タイトル
平地勲作品展「温泉芸者-信州別所温泉-」
開催期間
2010年8月31日(火)~9月26日(日)
展示内容
「温泉芸者-信州別所温泉-」と題して1975年に出版された写真集「温泉芸者」(のら社)より厳選した作品群をご覧いただく。信州別所温泉は長野県上田市にあり、温泉街は共同浴場を中心に栄え、観光客はもちろん地元の人も多く訪れる共同浴場は社交の場としての役割も担っている。
平地勲氏は昭和47年の春に初めて別所温泉を訪れた。その時に芸者を撮影したことがきっかけとなり、その後何度も別所温泉に足を運び、総勢13名ほどの芸者を撮影する。氏が撮る彼女たちの姿は非常に艶めかしく、しかし生きる強さとたくましさを兼ね備えた美しさがある。髪を結い、着物を纏いプロの顔で座敷につく姿から、飾らない様子であどけなく笑う普段の姿までが氏の洗練されたまなざしで切り取られた作品(約60点、モノクロ)を展示する。
展示点数
約60点(全作品モノクロ)
図録販売
今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。
図録はこちら
開館時間
10:00~17:00
休館日
毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)
入館料
無料
所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル
交通機関
- 東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
- 東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
- 都営バス「都03 (四谷駅 – 半蔵門 – 日比谷 – 銀座四 – 晴海埠頭)」
- 都営バス「宿75 (新宿駅西口 – 東京女子医大前 – 四谷駅前 – 半蔵門 – 三宅坂)」
半蔵門停留所下車 徒歩 4 分
- 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
- 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
- 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
- JR東京駅からは、東京メトロ◎丸の内線東京駅→大手町駅にて◎半蔵門線に乗り換えると便利です。