JCIIフォトサロン 講演会

JCIIフォトサロン:トークイベント「アメリカ人がカラーで写した日本」

開催日:2023年4月9日(日)

開催のお知らせ

 JCIIフォトサロンでは、来る2023年4月4日(火)から5月7日(日)まで、チャールズ・ユンカーマン作品展「HAYAMA 1952-1953」を開催いたします。この展示に合わせて、4月9日(日)に早稲田大学教授の佐藤洋一さんと作者の次男でドキュメンタリー映画監督のジャン・ユンカーマンさんによるトークイベントを開催します。

 佐藤さんからはアメリカ人が戦後の日本を撮影した写真について調査研究に基づく俯瞰的なお話しをいただき、ユンカーマンさんからは米海軍軍医であった作者と家族にとっての展示作品についてお聞きします。お二人の対談によって、アメリカ人がカラーで写した戦後日本の写真の読み解きが期待されます。

 皆様のご参加をお待ちしております。 


佐藤 洋一 (さとう よういち)
1966年生まれ。早稲田大学大学院理工学研究科建設工学専攻修了。博士(工学)。早稲田大学社会科学総合学術院教授。専攻は、都市史、ビジュアルアーカイブ。
著書は、『図説 占領下の東京――1945~1952』(河出書房新社、2006年)、『米軍が見た東京1945秋――終わりの風景、はじまりの風景』(洋泉社、2015年)。『戦後京都の「色」はアメリカにあった! ――カラー写真が描く《オキュパイド・ジャパン》とその後』(共編、京都府京都文化博物館、2021年)、『占領期カラー写真を読む――オキュパイド・ジャパンの色』(衣川太一氏と共著 岩波書店、2023年)。

ジャン・ユンカーマン (John Junkerman)
1952年、アメリカ合衆国ウィンスコンシン州生まれ。1969年、慶応大学付属志木高校に留学。1974年、スタンフォード大学東洋文学語学科卒業。1980年、ウィンスコンシン大学労使関係学科大学院卒業。早稲田大学国際情報通信研究科元教授
フィルモグラフィーは、「劫火―ヒロシマからの旅」1986年(同英語版“Hellfire”は1988年度アカデミー賞ドキュメンタリー部門にノミネート。サンフランシスコ映画祭金賞他を受賞)。「老人と海」1990年。「夢窓―庭との語らい」1992年(同英語版“Dream Window”はエミー賞(撮影部門)受賞)。「チョムスキー 9.11」 2002年(同英語版“Power and Terror”は世界十数カ国語に翻訳され各国で劇場公開される。日本映画ペンクラブ会員選出ベスト5「文化映画」部門第1位)。「映画 日本国憲法」2005年(キネマ旬報ベストテン「文化映画」部門第1位。日本映画ペンクラブ会員選出ベスト5「文化映画」部門第1位)。「沖縄 うりずんの雨」2015年(キネマ旬報ベストテン「文化映画」部門第1位。毎日映画コンクールドキュメンタリー映画賞)。


開催概要は下記のとおりです。

  •  開催日時
     2023年4月9日(日) 14:00~16:00 (開場13:30)
  • 場所
    東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 6階会議室
    (東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車4番出口より徒歩1分)
  • 応募方法
    JCIIフォトサロンにて直接受付、または電話にて受付
    お申込み・お問合せ先:03-3261-0300 (受付時間:平日・土日ともに10:00~17:00)
  • 定員
    30名(定員になり次第締め切らせて頂きます)
  • 受講料
    300円(友の会会員・学生は無料)

会場へのアクセス