JCIIフォトサロン:対談:伊奈英次&木下直之「YASUKUNI」をめぐって
開催のお知らせ
JCIIフォトサロンでは、来る2023年7月4日(火)から7月30日(日)まで、伊奈英次作品展「国の鎮め―ヤスクニ―」を開催いたします。この展示に合わせて、7月22日(土)に静岡県立美術館館長の木下直之さんとのトークイベントを開催いたします。
伊奈さんが2015年に写真集『YASUKUNI』を出版の際、木下さんは「靖国神社の夏」という一文を寄せています。「日本とは、国家とはなにか」という問いをもって撮影してきた伊奈さんと、幕末期から明治期にかけてのさまざまな文化現象を追ってきた木下さんのお二人で、YASUKUNIシリーズとその周辺について語り合っていただきます。
伊奈 英次(いな えいじ)
1957年、愛知県生まれ。1977年、中部工業大学工業物理科中退。1984年、東京綜合写真専門学校研究科を卒業。以降、フリーランスの写真家として日本の近現代をテーマに作品を制作・発表。傍ら、1989年より東京綜合写真専門学校にて教鞭をとり、2012年より同校校長を務めて現在に至る。主な受賞歴に、第4回写真の町東川賞 新人作家賞(1988年)、2009フォトシティさがみはら さがみはら写真賞(2009年)がある。主な著書に、『WASTE』(伊奈英次、1995年)、『Emperor of Japan』(Nazraeli Press、2008年[英文])、福田幹 編/コンスタンティン・カタストロフ訳『YASUKUNI』(Far East Publishing、2015年)がある。
木下 直之(きのした なおゆき)
1954年、静岡県生まれ。静岡県立美術館館長、東京大学名誉教授、神奈川大学特任教授。主な著書に、『美術という見世物』(平凡社、1993年[サントリー学芸賞受賞]/ちくま学芸文庫、1999年/講談社学術文庫、2010年)、『写真画論』(岩波書店、1996年[重森弘淹写真評論賞受賞])、『世の途中から隠されていること』 (晶文社、2002年)、『わたしの城下町』(筑摩書房、2007年[芸術選奨文部科学大臣賞受賞])、『股間若衆』(新潮社、2012年)、『戦争という見世物』(ミネルヴァ書房、2013年)、『銅像時代』(岩波書店、2014年) 、『近くても遠い場所』(晶文社、2016年)、『せいきの大問題』(新潮社、2017年)、『動物園巡礼』(東京大学出版会、2018年)など。 2015年、紫綬褒章受章。
開催概要は下記のとおりです。
- 開催日時
2023年7月22日(土) 14:00~16:00 (開場13:30) - 場所
東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 6階会議室
(東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車4番出口より徒歩1分) - 応募方法
JCIIフォトサロンにて直接受付、または電話にて受付
お申込み・お問合せ先:03-3261-0300 - 定員
80名(定員になり次第締め切らせて頂きます) - 受講料
300円(友の会会員・学生は無料)