JCIIフォトサロン:トークイベント 小原真史+白山眞理 「写真と戦争」
開催のお知らせ
JCIIフォトサロンでは、来る2023年11月28日(火)から12月24日(日)まで、『「写された外地」吉田謙吉・名取洋之助・鈴木八郎・桑原甲子雄・林 謙一・赤羽末吉』を開催いたします。この展示に合わせて、12月9日(土)に東京工芸大学准教授の小原真史氏と本展企画担当の白山眞理によるトークイベントを開催いたします。
1920年代にアマチュアの写真愛好家が増加し、1930年代初期には日本を内外に伝える報道写真家が現れる中、1937年の日中戦争勃発後は内閣情報部が全写真人に対して国策にかなう「写真報国」を求めました。小原氏と白山は、戦時下の写真を様々な角度から考察する研究者であり、『戦争と平和〈報道写真〉が伝えたかった日本』(平凡社、2015年)の共著者でもあります。このトークイベントでも、最新の知見に基づく深いお話が期待されます。
皆様のご参加をお待ちしております。
小原 真史 (こはら まさし)
映像作家、東京工芸大学准教授。IZU PHOTO MUSEUM研究員として荒木経惟展、宮崎学展、増山たづ子展などを担当。監督作品に「カメラになった男 写真家 中平卓馬」(2003年)、著書は『富士幻景―近代日本と富士の病』(IZU PHOTO MUSEUM、2011年)、『帝国の祭典―博覧会と〈人間の展示〉』(水声社、2022年)ほか。
白山 眞理 (しらやま まり)
一般財団法人日本カメラ財団調査研究部長。写真史研究と写真展企画構成に携わる。日本カメラ博物館JCIIフォトサロンで手掛けた主な展覧会は「名取洋之助と日本工房」(2003年)、「日本の断面1938-1944―内閣情報部の宣伝写真」(2023年)ほか。著書は、『名取洋之助と日本工房1931-45』(共編、岩波書店、2006年)、『〈報道写真〉と戦争』(吉川弘文館、2014年)、『京都大学人文科学研究所所蔵華北交通写真資料集成』(共編、国書刊行会、2016年)ほか
開催概要は下記のとおりです。
- 開催日時
2023年12月9日(土) 14:00~16:00 (開場13:30) - 場所
東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル 6階会議室
(東京メトロ半蔵門線半蔵門駅下車4番出口より徒歩1分) - 応募方法
JCIIフォトサロンにて直接受付、または電話にて受付
お申込み・お問合せ先:03-3261-0300 (受付時間:平日・土日ともに10:00~17:00) - 定員
90名(定員になり次第締め切らせて頂きます) - 受講料
300円(友の会会員・学生は無料)