写真展

青木勝作品展 「NOSTALGIC WINGS 1970-1995」

開催期間:2024年5月1日(水)2024年6月2日(日)
日本航空は、主に1970年代に広報・宣伝を目的とした、雁行飛行による撮影をおこなっていた。 太平洋上空/1970
海に大きく突き出た対馬空港は、滑走路両端の風向きが真逆方向を示すことも珍しくなく、着陸難度の高い空港だ。 対馬/1986

 JCIIフォトサロンでは、来る2024年5月1日(水)から6月2日(日)まで、青木勝作品展「NOSTALGIC WINGS 1970-1995」を開催します。

 青木さんは、1970年に日本航空の嘱託カメラマンとなり、航空写真家としてのキャリアをスタートしました。以来、54年間、飛行機の魅力を写真で表現し続け、航空写真家の第一人者として活躍しています。
 
 本展では、青木さんが旅客機の撮影を始めた1970年から1995年の間に撮影した作品から厳選した59点(すべてモノクロ)をご覧いただきます。

 1970年、日本航空のボーイング747ジャンボジェットが太平洋線に就航し、本格的な大量輸送時代が始まりました。1978年に成田空港、1994年に関西国際空港が開港し、旅客機が一般的になる転換期から過渡期を青木さんは最前線で捉えています。ダートエンジン特有のエンジン音を響かせながら頭上を通過する戦後初の国産旅客機・日本航空機製造YS-11、離陸滑走距離が短くローカル路線で活躍し、ミニジャンボの愛称で親しまれたボーイング737、大型機2機を飛ばし交互に撮影を行う雁行飛行で捉えた貴重な写真など、飛行機の美しさ、力強さ、そして歴史を感じられる作品ばかりです。かつて日本の空を彩った名機と呼ばれる“懐かしい翼たち”をどうぞご覧ください。


青木 勝 (あおき かつ)

1944年 埼玉県生まれ
1966年 東京写真短期大学(現・東京工芸大学)卒業
1968年 スポーツニッポン新聞東京本社写真部を経て、フリーランス写真家となる
1970年 日本航空の嘱託カメラマンとして飛行機写真を撮りはじめる
以後、グラフ誌、航空雑誌、写真専門誌等で発表するほか、写真展開催などで飛行機写真の魅力を広めるとともに、独自の飛行機写真の確立と発展に努める
 
著書:
写真集『JET JET JET』(スポーツニッポン新聞社、1975年)、『ヒコーキを撮ろう(現代カメラ新書)』(朝日ソノラマ、1976年)、写真集『AIRLINERS―青木勝の旅客機の世界―』(イカロス出版、1994年)、『100日間地球ひとまわり―豪華客船「飛鳥」世界一周の旅―(共著)』(光人社、2001年)、写真集『YS-11名機伝説』(講談社、2004年)、『YS-11が飛んだ空 全182機それぞれの生涯』(朝日新聞社、2007年)、『素晴らしき飛行機写真の世界』(枻出版社、2009年) 、写真集『Hello,Goodbye BOEING747』(イカロス出版、2017年)
   
個展:
1981-83 「JET SONG―わがイカロスたちに捧ぐ―」富士フォトサロン/東京、大阪、福岡
1983  「JET SONG―わがイカロスたちに捧ぐ―」博多全日空ホテル/福岡
1988-89 「DC-8 FOREVER」オリンパス フォトプラザ/東京ほか
     日本航空梅田営業所、日本航空札幌営業所、札幌市青少年科学館、九州電力館
1990-91 「FREE FLIGHT」 キャノンサロン/東京、名古屋、大阪、福岡、札幌
1993  「華麗なる翼たち」岡山空港
1993-94 「空の記憶」 富士フォトサロン/東京、名古屋、大阪、福岡
2002 「100日間地球ひとまわり―豪華客船『飛鳥』世界一周の旅―」富士フォトギャラリー/東京・日比谷、山形、名古屋、京都、大阪、福岡、東京・五反田
2003-04 「空飛ぶ夢 -飛行機生誕100年-」 ペンタックス フォーラム/東京ほか、関西空港、羽田空港、成田空港、航空科学博物館、米子しんまち天満屋ホール
2004   「JET JET JET 1969-1975」 JCIIフォトサロン/東京
2004-05 「YS-11名機伝説」 コニカミノルタ プラザ/東京ほか、青森県立郷土館、青森県立三沢航空科学館、所沢航空発祥記念館
2006  「THE CONCORDE」関西国際空港
2007   「飛鳥 南極へ行く」フォトギャラリー・キタムラ/東京
2018 「青木勝 YS-11名機伝説」 所沢航空発祥記念館
2019 「Hello,Goodbye BOEING747」オリンパスギャラリー東京・大阪

 


タイトル

青木勝作品展 「NOSTALGIC WINGS 1970-1995」

開催期間

2024年5月1日(水)~6月2日(日)

展示内容

54年間のキャリアの中で嘱託カメラマンとして撮影した写真や、自ら国内外を飛び回って撮影した作品の中から厳選した59点を展示。日本航空機製造YS-11、ミニジャンボの愛称で親しまれたボーイング737、雁行飛行撮影で捉えた貴重な写真など、飛行機の美しさ、力強さ、そして歴史を感じられる作品群。

展示点数

59点(全てモノクロ)

図録販売

今回展示される作品を収めた図録を制作し、フォトサロン受付にて販売します。または通信販売もご利用いただけます。

図録はこちら

開館時間

10:00~17:00

休館日

毎週月曜日(祝・祭日の場合は開館)

入館料

無料

所在地:102-0082 東京都千代田区一番町25番地 JCIIビル

交通機関

  • railway東京メトロ◎半蔵門線半蔵門駅下車 4 番出入口より徒歩 1 分
  • railway東京メトロ◎有楽町線麹町駅下車 3 番出入口より 徒歩 8 分
  • bus都営バス「都03 (四谷駅 - 半蔵門 - 日比谷 - 銀座四 - 晴海埠頭)」
  • bus都営バス「宿75 (新宿駅西口 - 東京女子医大前 - 四谷駅前 - 半蔵門 - 三宅坂)」
    半蔵門停留所下車 徒歩 4 分

  • 駐車場はございませんので、お車でのご来館はご遠慮ください。
  • 日本カメラ博物館とJCIIフォトサロンの入り口は異なりますのでご注意ください。
  • 日本カメラ博物館へご来館の際は、お足もとが不自由な旨ご連絡いただければ、エレベーターにてご案内いたします。
  • JR東京駅からは、railway東京メトロ丸の内線東京駅→大手町駅にて半蔵門線に乗り換えると便利です。